ケンカップルにご用心！【２】【新門紅丸】

用心 62 ページ27

紅丸「おい、A。」



名前『え？何？』



え？ちょっと紅丸さん怒じゃないですか！？


怖いんですけど‥‥私何かやらかしたっけ？



紅丸「ん。」


名前『？？』


紅丸「ん！！」



と紅丸は両手を広げ「ん！！」と強く言ってくる。



名前『えっと‥‥‥どういう事？？』



紅丸「あぁ！？」



いや、本当に‥‥何をしようとしてるのかさっぱりわからないですけど！？



紅丸「ちっ‥‥‥物分りが悪ぃな！！」



名前『え！？いやいやいや本当にわからないんですけど！？！？』



紅丸「あ〜こんなことしようとした俺がバカだった。」



と少し顔を赤くしため息をついた。



紅丸「本当っお前は馬鹿で鈍感な女だな！！」



ため息をついたと思えば今度は私を馬鹿にしてきた！？！？



名前『はぁ！？アンタの説明がわかりにくのよ！！』



紅丸「だからそれを馬鹿だと言ってるんだよ！！



名前『さっきから馬鹿馬鹿馬鹿言って！！人を馬鹿扱いするな！！！』



と紅を叩こうとしたその瞬間



パシッ



腕を引っ張られ紅の方へダイブする形に




名前『わっ！！急に何するのよ！！ビックリするじゃない！！』



と顔を上げると。



紅丸「お前が攻撃するのは見え見えだ。」



そういって紅は私を抱きしめた。



名前『！！！』



紅丸「やっと‥‥‥やっと捕まえた‥‥‥やっと一緒になれる！！」



紅はそう言うと私の肩に顔を乗せて嬉しそうに笑った。


その笑顔はお酒が入った時の紅の顔そのものだった。



名前『ちょっ、ちょっと紅！？』



まさかお酒が残っているとか？



いや、そんなハズがない‥‥だって第八の方々を見送りに行った時はいつものムスッとした顔だったし。




ということは‥‥‥これは紅が本心で笑ってるってこと！？




名前『(や、やばい！！凄く恥しい！！)』



名前『ちょっ、ちょっと紅！！こんな所町の人に見られたらからかわれるよ！！』



紅丸「‥‥今はそんな事どうでもいい。もう少し‥‥このままこうさせてくれ。」



ブアッッ



ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ


本当にヤバイ！！！



顔熱いし、心臓もバクバクしてる！！




紅丸「フッ‥‥照れてらぁ。」



と頬を優しく撫でられる。



！？！？！？！？！？！？



名前『い、いや！！照れるでしょう！！普通こんな事されたら！！誰だって照れるに決まってる！！』



紅丸「‥‥‥A。」



名前『今度は何！？！？』



紅丸「好きだ。」



名前『はぁぁぁ！？！？！？』

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