約束 ページ15
貴「おじゃまします」
裕太の家に着いた私達。
裕「上がって適当に座ってて」
貴「ありがとう。」
裕太の家は一人暮らしの男の子とは思えないほど綺麗でどこか昔を思い出すような部屋だった。
裕「Aこっちきて消毒するから」
私は気が付かないうちに膝を擦りむいていた。
貴「痛っ」
消毒液が少し染みるけど裕太は優しく絆創膏まで貼ってくれた。
裕「なんでこんな風になるまで我慢してたの?」
貴「我慢…じゃないよ。私があの人をあんなふうにしちゃったから」
裕「Aが?」
貴「そうだよ。」
そう言い裕太は私の話に耳を傾けた。
そして約1年前の話だ。私と春樹が出会ったのは、合コンの席でやけにボディタッチをしてくる人がいた。不快に思ってた時それを助けてくれたのが春樹だった。
その時の春樹はすごく優しくて嫌だったよね先に帰っちゃおうかって私の手を引いて店を出た。
「大丈夫だった?嫌ならいいなよ」
貴「うん。ありがとう春樹君先に帰って平気?」
「大丈夫大丈夫気にしないで」
そういい春樹はニコッと笑ったその時からもう私は春樹に惹かれていてああこんな優しい人ならきっと幸せだろう。って素直に思った
2ヶ月後私と春樹は付き合うことになった。付き合った後、女性との絡みが多かった春樹に
貴「春樹、女の子と絡みすぎ…もう私じゃなくてよくなったとか?なら私も男の子と飲みに行ったりしちゃおうかな〜」
本当に軽はずみで言ったつもりだった。だけどこの一言が癪に触ったのか春樹は
「絶対行かせない俺、ずっとAと一緒に居るから女なんてみんな捨てるわだからAも俺だけね?」
貴「うん。」
それからだった春樹があんなふうになったのは同棲する前は一日の予定をこと細かく聞かれていたし同棲し始めてからはバイト以外で出かけることをたとえ女の子でも春樹は許してくれなかった。
どうして?って問いかけても
「俺だけでいいって言ったじゃん」
の一点張りだった。私も本当に春樹以外の男性とは関わらなかっただけど春樹の中では不安が積もりに積もった時爆発して暴力になってしまったのだ。
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作者名:とまと | 作成日時:2019年8月6日 8時