空を望む。116 ページ30
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「何奴も此奴も、俺のことなんて何も知らないくせに、俺が何を望んでいるのかも知らないくせに知った口を……」
これまで何度も止めようとした。でも、唯の1度だって止めることは出来なかった。
「"幸せ"？ "血筋"？ そんなものどうでもいい！！」
どうして自分ばかり問題に巻き込まれるのだろうか。
「もう沢山だッ！ 俺がどれだけ思考を巡らせても、どれだけ身を隠しても意味がないならもういい！！」
「Aさん、まさか貴方……ッ！」
「全員幻に囚われてしまえ！！！」
ポタポタポタポタと急激に落ちていく水滴が悪夢の訪れを報せる。
＿＿オーバーブロット。
もう5回目になるこの肌を刺すような冷たい感覚。慣れるようなものではないけれど、この感覚にいつまで経っても慣れることは出来なかった。
目の前で黒い液体にA先輩が呑み込まれる。
「A！？」
「こんな短期間にオーバーブロットが2回も起きるなんて！！ しかもこの僕がいる時に！？」
「そんなこと言っている場合ですか、アズール！」
来ますよ、というジェイド先輩の声で全員が身構える。
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ヴィンセント・ヴァンクール - とても面白かったです(o^^o)更新楽しみに待ってます！これからも頑張ってください。応援してます(^^)/ (8月1日 21時) (
レス) @page42 id: a3d5b84e3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩崎葉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ksmkrn12211/
作成日時：2021年1月23日 15時
