空を呑む。110 ページ24
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「何のこと？」
「シイラ先輩にかけた
ぴり、と電気が通ったような痛みが走る。ぼやけていた視界が晴れて、目の前の情報が一気に頭を駆け巡った。
困惑したような表情でこちらを見る監督生にモンスター、グラッジを睨んでいるジャミル、冷ややかな視線を俺の隣へと向けているグラッジ。俺を護るように前に立っているアズール、俺の腕を絞めつけているフロイド。
俺からは見えないが、ジェイドもきっといるのだろう。
「(……思ったより喰われたな)」
頭が痛い。フロイドのお陰で解けたみたいだが、持続しなければならないのは厳しいな。
「あーあ、お前の所為で解けちゃったじゃん」
もう1回かけ直そうか、と指を振ろうとしているのを捉えて、咄嗟にマジカルペンを掴んだ。
バチンッ、と何かが弾ける音が響く。
「…………何で拒むの、A」
「流石に自我まで持っていかれるわけにはいかない」
自分自身にかけている魔法に防御魔法を重ねがけして、更に持続させる。負担はかかるが仕方がない。
今だけはドラコニアの魔力量が羨ましく思える。
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ヴィンセント・ヴァンクール - とても面白かったです(o^^o)更新楽しみに待ってます！これからも頑張ってください。応援してます(^^)/ (8月1日 21時) (
レス) @page42 id: a3d5b84e3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩崎葉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ksmkrn12211/
作成日時：2021年1月23日 15時
