空を呑む。45 ページ48
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眼下に広がる出店の連なりに、目立つ黄緑色と黒の集団。その集団の中には隣にいる男、ドラコニアの姿もある。
「本当は彼奴にかけたいんだが……」
仕方がない、と呟いてマジカルペンを向けた。
ディアソムニアの面々を補正するように魔法を放ち、違和感を払拭していく。身長の低いリリア・ヴァンルージュの姿など、誰が"偽物"だと気づくだろうか。
「お前の魔法は面白い。強いように見えて弱い、矛盾だらけの魔法だ」
「……何とでも言えばいいよ。__来るぞ」
どこか遠くに聞こえる放送の声を皮切りに、活気に溢れていたメインストリートは人々の困惑したような、誰かに助けを求める叫び声で包まれた。
その喧騒の中、ヌーの群れのように一直線に突き進む観客たちを追い立てるように進む男。
俺たちの暗躍など知る由もなく、1匹のハイエナは自らの王のために力を振るう。
「(__嗚呼、これこそ正に"愚者の行進")」
「A」
「わかってる」
大元は女王と優秀なトランプ兵たちに任せて、俺は俺の仕事をしようか。
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彩崎葉(プロフ) - 暁月さん» コメントありがとうございます! そう言って頂けて嬉しいです。応援ありがとうございます、頑張りますね! (2020年5月7日 18時) (レス) id: 1804e781e9 (このIDを非表示/違反報告)
暁月 - 夢主君の性格がドストライク…!!更新頑張って下さい、陰ながら応援しております…!!! (2020年5月3日 9時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩崎葉 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ksmkrn12211/
作成日時:2020年4月14日 23時