空を呑む。32 ページ35
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「できるだけ魔法は使いたくないが、」
これはもしものための保険だ、とマジカルペンを1振りすれば赤い鳥が現れ、ゆっくりとどこかに向けて羽ばたいていった。
考えうる1番最悪な事態は"オーバーブロット"。最近のリドルはユニーク魔法を連発していた上に怒りに染まっている。
「(オーバーブロットしたとして、彼らに止められるのだろうか)」
否、止めなければならない。
俺は現場に来なくていいと言われているし、それが承諾の条件だ。
ハーツラビュル寮生、モンスター、そして監督生。恐れずに向かっていける人間がどれくらいいるのか。
「(……まぁ、俺には関係ないけど)」
誰がオーバーブロットしようとそれは本人の責任であって、他人である俺が身を挺してまで止める必要はない。
＿＿それが"知り合い"であったとしても。
もしかしたら、それで自分の命が危険に曝されることも、自分が関わることで更に被害が増す可能性もある。
結果が見えないことに時間を使うより、結果が見えていることに時間を使う方がよっぽど有意義だ。
……俺には時間がないのだから。
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彩崎葉(プロフ) - 暁月さん» コメントありがとうございます！ そう言って頂けて嬉しいです。応援ありがとうございます、頑張りますね！ (2020年5月7日 18時) (
レス) id: 1804e781e9 (このIDを非表示/違反報告)
暁月 - 夢主君の性格がドストライク…！！更新頑張って下さい、陰ながら応援しております…！！！ (2020年5月3日 9時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩崎葉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ksmkrn12211/
作成日時：2020年4月14日 23時
