空を望む。12 ページ15
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学園長には伝わっているはずだから、何か連絡事項とかあったらよろしく、と声は続ける。
「授業のノートは……あーいや、お前なら必要ないか」
『何か特殊なことがあったら教えてくれるだけでいいよ』
「あぁ、任せてくれ」
性別を変える魔法薬なんて、何をしたら作れるのだろうか。スカラビア寮生が話を聞いていないとも思えないし、難易度の高い課題でもしていたのだろうか。
それはそうと、この騒ぎを鎮めないと更にAの機嫌が悪くなりそうだ、と未だ探し回っている彼らを見やる。
"自身の所属寮を示す制服を来て走り回っている"なんて、知られたら余計にまずいことになるというのに。
『ねぇ、シイラせんぱ……何してんの？ 電話？』
『もう切るから待って。じゃあ頼んだよ、トレイ』
ぶつり、と無慈悲にも切れた電話が、慌てて開こうとした口を閉ざす。
……今の声は、フロイドだろうか。
彼奴が隣にいるなら並大抵の奴は寄ってこない。隠れたいAにとっては、丁度いい存在かもしれないな。
「(……まぁ、無事は確認できたからいいか)」
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彩崎葉(プロフ) - 暁月さん» コメントありがとうございます！ そう言って頂けて嬉しいです。応援ありがとうございます、頑張りますね！ (2020年5月7日 18時) (
レス) id: 1804e781e9 (このIDを非表示/違反報告)
暁月 - 夢主君の性格がドストライク…！！更新頑張って下さい、陰ながら応援しております…！！！ (2020年5月3日 9時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩崎葉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ksmkrn12211/
作成日時：2020年4月14日 23時
