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「Aちゃん！北斗！一緒に学校行こ！」
えぇ、樹〜！私たちは〜？？なんて甘ったるい声に「ごめんね？またあとで学校でね！」って
変に、期待してしまうのはわざわざ私と北斗の間に割って入ってきたからで、不思議な顔をして見てしまう
「ん？なんか俺の顔についてる？」
なんて聞いてくるその顔は甘くて、溶けてしまいそう
『樹くん、あの子たちいいの？』
「あー、うん。別に一緒に行く約束もしてねぇし」
「俺らも樹と約束してねぇけどな」
「えー！俺らは友達じゃん！！！ね？」
って私のことを見るから思わず頷く
‘‘ 友達 ’’ って、恋人に昇格することってできるのかな？なんて意味もなく考える
くしゃっと笑った樹くんと溜息を吐く北斗
羨ましそうに私を見る女の子たちの視線は居心地が悪かった
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作者名：かす | 作成日時：2021年4月12日 10時
