悪い噂 Ⅱ (ページ4)

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舞花から、今度遊ぼうって連絡が来た。
なんとなく樹くんのことがあって会いづらいなって思ってたけど、この際舞花の気持ちを聞くのもありかな？なんて思ったりもした。

「ごめん！お待たせ！！」

『ううん、全然待ってないよ』

「んふ、ありがと」

そう言って歩き出した私たち
舞花は樹くんの周りによく居る人たちのような格好ではなく、綺麗な服装。
育ちが良さそうな、綺麗な、お姉さん。そんな印象を私ですら受けるんだからきっと周りもそう感じるんだろうな。

長い髪を靡かせながらふわりと私の方を振り向く姿に胸がぎゅっとなる。勝ち目がないな、って。

「ここのカフェ行ってみたかったんだ〜」

『すっごいお洒落で入るの躊躇っちゃった』

「私も！だから1人で来れなくてさ、」

そうへにゃっと笑った顔は何処と無く樹くんに似てるな〜なんて感じてしまう

頼んだものも届いて、世間話
舞花の彼氏のこととか友達の話とか

そんな話ばっかりしてても気づけば話題は樹くんのことになって、ちょっと重苦しい

聞くなら、今しかないんだろうな