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看「面会時間終了するので、ご家族さんは出てくださいねー」
検温にきた看護師がそう声をかける。
陸「はーい」
兄はそう返事をすると、まとめられていた荷物をもって立ち上がる。
陸「また明日な。」
そういって兄は病室を出ていった。
シン、と静まる室内。
面会時間終了１０分前。
窓の外をみるけど、もうブラインドのせいで外は見えなくて。
「…退屈。」
入院当初のように耐えられない痛みがあるわけでも、まったく動けないわけでもなくて。
かといってなにか暇つぶしになるものがあるわけでもなくて。
はぁ、と大きなため息がでた。
その瞬間。
バタバタバタ バンッ
勢いよく開かれた扉。
びっくりしてそっちに視線を向けると、そこにはひーくんとふっかがいた。
岩「間に合った…」
深「今日も会えないかと思った…」
肩で息をしながら二人が入ってくる。
「ひーくん、ふっか…」
岩「おう」
深「遅くなってごめん」
「久しぶり」
なんて言って笑って見せると、ふたりとも私の両サイドに座った。
岩「体調は？」
「まぁまぁかな。リハビリもしっかりやってるよ。」
深「そう…」
「ねぇ、ふっか、元気なさすぎん？」
茶化すようにそういうと、ふっかはうつむいた。
「え？え？」
覗き込むとふっかは泣いてて。
深「ごめ…ごめん」
「なんのごめんなの？ふっか。」
深「守れなくて…しかも全然これなくて…ごめん」
「もーふっか！ふっかのせいじゃないから！」
その頬を両手で包み込んで、こちらを向かせる。
ね？ってそう声をかけるけどふっかは首を振ってた。
「泣かないでよ。ほら、私生きてるし…大丈夫だよ」
深「俺は…お前が痛い思いも、苦し思いも、つらい思いも、怖い思いも…いやな思い、なんにもしないように守りたいよ…」
「そんなの、過保護すぎるよ」
深「お前は俺らと一緒にいなきゃだめだから。お前がいないと俺ら、だめになる…だから、お前がずっと一緒にいられるように守りたいんだって」
「私は、一緒にいるよ。」
私の手に重なったその手が、きゅっと力強くつかんでくる。
「何があっても、私は最大限の努力をして、みんなといてみせるよ」
そう、いつかのあの事件の時に決意した気持ちは今も変わらない。
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まり姉(プロフ) - 関連の作品がオリジナルってなってます (2021年3月3日 20時) (
レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
Orin(プロフ) - 美紀さん» はじめして！コメントありがとうございます(´;ω;｀)コメント頂けると励みになります！更新頑張ります！阿部ちゃん＋ゆり組寄りの箱っていうことだったんですが、最推しとかみえますか？ (2020年3月15日 20時) (レス) id: e1d2b49182 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです最高です亮平くんと涼太君と翔太くん寄りのオール担当です更新大変だと思うけど頑張ってください応援してます (2020年3月15日 19時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Orin | 作成日時：2020年2月22日 11時
