パパ活

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＿＿＿＿＿＿バレたんだ。

私がまふくん以外の人とも関係を持ってて、しかもそれが身体の関係ってことも。そして、それをずっと黙っていたことも。


それと、もう一つ。さっき私が嘘をついたことも。

全部、ぜんぶバレちゃった。





まふくんは、どう思ったのかな。
こんな自分を汚いとか、嘘吐きとか思ったのかな。

思っただろな。



そうなったら。
もうまふくんとも会うことも無くなるのだろうか。

そんなことが頭に浮かべば、さっきまで頑張って我慢していたものが溢れてしまいそうで。


でもそれを止めたのは、紛れもない彼だった。






「やっぱり、さっきの...気にしないで」


『＿＿＿＿＿えっ？』






今、なんて。
またもや流れた沈黙を破った、まふくんの発言。

気にしないで？
その言葉に驚いて、目を見開いた私にまふくんは続ける。






「＿＿＿＿＿＿＿僕の見間違い、だったかも」






ごめん、変なこと聞いて。

それが、呆然と言葉が出ない私に気を遣った言葉だなんてことは、すぐに理解できた。




なんで。

頭にはその３文字が浮かんだけど、嗚呼まふくんってどんな時でも親切だったよな、なんて。

ほんとに何度目かも分からない答えで、すぐに消えた。




でもね、まふくん。
今の私には、その優しさが辛くて、苦しいよ。

私の汚れた心に、まふくんの真っ白な優しさが溶け込んでいくみたいだった。
劣等感なんて言葉で表せられない程、ただただ自分が嫌になる。






『＿＿＿＿＿＿Aちゃん...？』


視線を下に落とした私に、心配そうに声を掛けたまふくん。






＿＿＿＿＿もう、ダメだ。

そう自覚したらそこまでで。それまで抑え込んでいたものが溢れ出した。止められなかった。





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