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A「いきなり防衛任務ですか！？」
林道「実際の動きを学ぶ、実戦用の仮想空間やトリオン兵を作ってる最中ではあるんだが…まだどれも試験段階に至ってなくてな…」
城戸「君の狙撃銃は、現段階で手本となる動きもない…手探りで探すとなれば、それが1番手っ取り早いだろう」
A「………、、」
いきなりの実戦というだけで驚きなのに、それに加えて『実戦での動きを探せ』とまで言われ、開いた口が塞がらない…
A「また人型とか来る可能性は…」
迅「それならしばらく来ないよ、俺のサイドエフェクトがそう言ってる」
林道「近界民もいつでも来れるわけじゃないぞ？こっちの世界に接近したとき、はじめて
迅「ただ、今回のは"例外"だっただけだよ」
A「"例外"…？」
林道「基本、トリオン兵で街に被害を出してから攻めるのが定石なんだ。特に人型が攻めてくるときはな」
A「……ダメージを与えてから、ってことですか？」
林道「その通り」
私の不安に、迅のサイドエフェクトによる否定と林道さんが近界民について教えてくれる。
そしてそれについて少し理解したところで、"例外"とは何かを説明していく。
城戸「今回例外だったのは、あと半日ほどで軌道が外れるという直前まで、一切侵攻がなかったことだ」
A「…、どういうことですか？」
城戸「恐らく、攫うことに徹底した近界民なんだろう。隠密し、人が少ない所にて素早く人を攫い、焦って近界に助けに来た者は軌道が外れるまで帰せなくする算段だとみられる」
林道「詳しいことはわからんが、攫われかけた人達のトリオン量が一定以上なのと、攫うまでの流れが非常に手際よかったからな」
迅「地形を活かしたり人質を使って逃げる上、戦闘にも慣れた感じだったからね…戦略的にも、実力がないとできないよ、あれ」
各々の分析も含め、その異例の侵攻に私は唾を飲み込んだ。
もしそれが本当なら…
『…本来、お前は攫われていたらしい』
A「――――…、」
あの言葉が頭に響く。
そんな私の表情を見てか、迅はそっと私の手を取った。
迅「…大丈夫だよ。そうならないための俺で、なによりAちゃんが今ここにいることが、本当の未来だからね」
A「………うん」
ぬくもりのある迅の手に、懐かしさを覚えながら握りしめた。
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氷水(プロフ) - 海百合クラゲさん» はじめまして、嬉しいコメントありがとうございます！こういうの…っていったら難しいですが…こういう感じの夢小説少なかったのと、あまり推しを書いてる方がいなかったので書き始めました(笑)気が向いたときに見てやってください〜 (2022年8月2日 22時) (
レス) id: b2d8d7cb3b (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - えー好き。こういうの待ってたわ。ありがたやありがたや〜。 (2022年8月2日 21時) (レス) @page23 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷水 | 作成日時：2022年6月27日 5時
