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A「迅、いいの？あんなこといって…」
迅「大丈夫大丈夫、あの人ならわかってくれるよ」
A(適当なのか本当にわかってるのか…)
迅が言うのなら酷くはならないと思うが…手を引かれるがまま悪い雰囲気の中出てきたことに不安が残る。
そんなことを思っていると、ふと迅がこちらを振り返る。
迅「それにいったでしょ？俺達はAちゃんの気持ちのほうが大事だって」
A「……別に私は…」
迅「ちゃんと選ばないと、後悔するかもしれないよ？」
A「………」
私の言葉を遮って、翳りのある面持ちで言う。
………私を心配してか、それとも彼からの忠告か…
その表情は、何を言いたいのかわからなかった。
A(でもなんだろう…この違和感は…)
ボーダーに入る時、問われた覚悟のひとつに『人型とも戦うこともある』と言われた。
実際、先日にはその人型の近界民との戦闘があった。
…私も同じところに立つのであれば、いずれその機会はやってくるだろう。
なら、『撃てる』ということは"良い"ことのはず…何故止めたんだろう…？
A「…迅、何か隠してる？」
迅「んー？俺がAちゃん好きなこと？」
A「それは隠せてないと思うけど…というか、そろそろ手離してくれない…？」
迅「まぁまぁ…ついたら、ね？」
A「………」(また誤魔化された…)
自分の口から言うつもりはないようで、のらりくらりとした返事に私は肩を落とす。
振り回されるようにして彼に連れてこられたのは、作戦室。
迅「実力派エリート、ただいま戻りましたー！」
城戸「来たか」
A「！ お疲れ様です」
中に入ると、最近忙しく顔を合わせていなかった城戸さんの姿に背筋が伸びる。
そんな私を見てか、城戸さんが私へと視線を向ける。
城戸「…元気だったか」
A「…？ はい」
林道「ぶっ！」
迅「ぶっ！」
城戸「………」
林道「…いや、Aちゃんにしばらく会えてなかったから気にしてるんだ…っ…」
A「ああ、そうでしたか…」
城戸「…本題に入ろう」
ぎこちない会話が面白かったのか、思わず吹き出す2人を睨む城戸さん。
身体を震わす2人をおいて、咳払いをひとつ落とし城戸さんは本題へ。
城戸「狙撃銃にかなり慣れたと聞いた…そこで、次は実戦での動きを学んでもらうため、防衛任務に出てもらう」
A「……ええっ！？」
＊
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氷水(プロフ) - 海百合クラゲさん» はじめまして、嬉しいコメントありがとうございます！こういうの…っていったら難しいですが…こういう感じの夢小説少なかったのと、あまり推しを書いてる方がいなかったので書き始めました(笑)気が向いたときに見てやってください〜 (2022年8月2日 22時) (
レス) id: b2d8d7cb3b (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - えー好き。こういうの待ってたわ。ありがたやありがたや〜。 (2022年8月2日 21時) (レス) @page23 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷水 | 作成日時：2022年6月27日 5時
