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A「ありがとう、友達を助けてくれて…」
小南「ちょっと！頭なんて下げないでよ！？」
木崎「近界民から守るのが、俺達ボーダーの役割だからな」
迅「そうそう、実力派エリートにとってはお安い御用だよ」
小南「とか言って、風刃一発目外してたクセに」
迅「げ、バレてた？視えてても当てんの難しいんだって、アレ…」
帰ってきたみんなに頭を下げると、当たり前のように言いながらも、どこか誇らしげな顔をする。
保護された友達の元へ向かおうとすると、林藤さんから声をかけられる。
林藤「お友達に会う前に、Aにちょっとお願いがあるんだが…」
A「！ 私でできることなら…」
忍田「…記憶封印措置の手伝いを頼みたい」
A「…え、」
予想外の言葉に、思わず固まってしまう。
A「な、なんで記憶封印措置を…」
忍田「世間には、近界民は"人"だと公表していない…これが一般人に知れ渡れば、色々と面倒なことになる」
風間「…なるほど、近界民といえど人…戦うことはおろか、死ぬようなことがあっては、ボーダーとして活動できなくなる…ということか」
忍田「大方、その通りだ」
A「―――…」
その必要があるのか忍田さんに聞くと、近界民に人がいること事態伏せられており、その意図を風間さんが読み取る。
……『ボーダーに入る』、って…そういうことなのかな…
A「…私は、どうすればいいですか？」
林藤「Aちゃんには、友達にトリオン兵に襲われたことを説明してもらう」
迅「あ、それに関してなんだけど…Aちゃん、今日一緒に帰らないか誘われてたよね？Aちゃんと一緒に帰ったことにすれば、話の筋が通しやすいと思うんだよね」
忍田「なら、範囲は君が帰る時間から今にしよう。幸い、攫いやすいようにか、攫われる際に気絶させられている…記憶封印措置も施しやすいだろう」
そこからは、話がぽいぽいと進み、私は事後処理のような役割を担うことに。
林藤「どうだ、できそうか？」
A「……はい」
小南「…A、本当に大丈夫…？」
木崎「そうだ、無理はしないほうがいい」
A「ううん、大丈夫」
…記憶がなくとも、彼女は私を信用してくれるだろう。
たとえそれが、騙すことになっても…
A「誰かを失くすより、ずっと良いから」
今だけは、お父さんの気持ちが少しだけわかるから。
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氷水(プロフ) - 海百合クラゲさん» はじめまして、嬉しいコメントありがとうございます！こういうの…っていったら難しいですが…こういう感じの夢小説少なかったのと、あまり推しを書いてる方がいなかったので書き始めました(笑)気が向いたときに見てやってください〜 (2022年8月2日 22時) (
レス) id: b2d8d7cb3b (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - えー好き。こういうの待ってたわ。ありがたやありがたや〜。 (2022年8月2日 21時) (レス) @page23 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷水 | 作成日時：2022年6月27日 5時
