26 ページ27
目を疑った。
盾にするように近界民に捕まっている人は、間違いなく今日学校で会った彼女だった。
風間「知り合いか？」
A「友達です…今日久々に会っ…て、」
と、ここまで言って気づく。
＿＿＿今日、迅は彼女を
A「まさか…、」
林藤「なるほどな、この子から近界民がいつ来るか視たわけだ」
A「…攫われたらどうなるんですか？」
林藤「その国によるが、基本的には捕虜か兵士にされる。…だが、中には実験体にしたり他国に売ったりする国もあるらしい」
A「……、」
風間「…悪辣だな」
その話を聞き、風間さんも眉をひそめる。
A(……もし、私が准とではなく、冴ちゃんと帰っていたら…)
ゆり「来たわ！
忍田『迅！』
迅『了解！トリガー解除、『風刃』起動！』
A「！！」
忍田『2人は周りからの掩護を断て、私が目標を足止めし、数が減ったところで人質を奪還する』
小南『了解！』
木崎『了解！』
攫った奴の周りを2人が相手し、人質を抱えた奴に容赦なく忍田さんが斬りかかっていく。
そして、ほんの一瞬、隙ができたところで、迅の放った斬撃が当たる。
A「当たった！けど…」
風間「落としきれていないな」
ギリギリで避けられたのか、深い傷は負うものの狙っていたであろう腕は落としきれず。
しかし、敵は人質を抱えて忍田さんと戦うのは無理と判断したのか、無作為に冴ちゃんを宙へと投げ出した。
落ちないよう急いで忍田さんが向かうも、その先に敵が待ち構える。
A「投げたんじゃない…！？」
迅『"視えてる"よ』
しかし、待ち構えていたのは敵だけでなく、迅も風刃を当てていく。
攫う腕をなくし、人質をとられた敵は
そして、最後の1人がこちらを振り向く。
近界民『＿＿＿…』
A「…？」
しかし、言葉の意味はわからぬまま。
そして消えていった。
ゆり「反応消失！人型近界民、全員撤退したわ」
忍田『攫われた子も無事だ』
A「…！！ 良かったぁ…」
近界民撤退と友達の無事に、安堵で全身の力が抜ける。
画面越しの友達をもう一度見ては、私は大きく息を吐いた。
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 368人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷水(プロフ) - 海百合クラゲさん» はじめまして、嬉しいコメントありがとうございます！こういうの…っていったら難しいですが…こういう感じの夢小説少なかったのと、あまり推しを書いてる方がいなかったので書き始めました(笑)気が向いたときに見てやってください〜 (2022年8月2日 22時) (
レス) id: b2d8d7cb3b (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - えー好き。こういうの待ってたわ。ありがたやありがたや〜。 (2022年8月2日 21時) (レス) @page23 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷水 | 作成日時：2022年6月27日 5時
