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A「…っ！」
突然、夢から目が覚める。
なにか夢を見ていたような気がするが…、妙に脈が早く、気分も良くないのできっといい夢ではないのだろう。
外はまだ暗いが、一旦落ち着くために水を飲みに一階へ下りることに。
A(…ん？誰かいる…)
薄暗い中、白い頭の人が冷蔵庫を覗いている。
A「…あの、」
？「うおっ！？…って、Aちゃんか！どうしたの、こんな時間に」
A「その声…迅？電気くらいつけてよ…」
声をかけると迅の声が返ってきて、私は緊張をほどく。
電気をつけると、頭からタオルを被っていた迅…
A「……いや、誰…？」
迅「いやいや、実力派エリートですよ？」
A「前髪おろすとだいぶ印象というか…雰囲気変わるね」
迅「お、気づいちゃった？俺の魅力に…」
A「冷蔵庫覗いてどうしたの？」
迅「スルー…」
調子良く顎に手をあてる迅だが、構うだけ無駄なので私は遮って何をしていたか聞く。
迅「風呂入って寝ようと思ったけど、腹減ってさ」
A「ああ…私でよければなんか作る？」
迅「お、まじ？」
A「冷蔵庫の中身次第だけど…お米ないから、麺でいい？」
迅「全然オッケー」
腹が減ったという迅に、私は適当な野菜と炒めた麺で焼きそばを作る。
確かに夕食を一緒に食べたが、この時間まで外回りしてたのなら腹が減るのも当然だ。
A「どうぞ」
迅「おおっ！早いしうま！」
A「焼いただけだけどね」
迅「いやいや、にしては手際よすぎでしょ…よく作るの？」
A「まぁ…弟や妹が夜中に冷蔵庫漁ってたから…」
迅「ははは、そりゃ大変だ。そういや、Aちゃんこそこんな時間にどうしたの？」
A「ああ、なんか夢見てたんだけど…目が覚めちゃって」
迅「……、覚えてないなら大した夢じゃないよ」
A「…かもね」
私は思い出すのを諦めて、焼きそばを口に入れていく迅をぼんやりと眺める。
迅「………あの〜、」
A「…？」
迅「そんなに見つめられると、照れるんですけど…」
A「……もう作ってあげない」
迅「なんでっ！？」
気を抜くと、すぐこれである。
＊
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氷水(プロフ) - 海百合クラゲさん» はじめまして、嬉しいコメントありがとうございます！こういうの…っていったら難しいですが…こういう感じの夢小説少なかったのと、あまり推しを書いてる方がいなかったので書き始めました(笑)気が向いたときに見てやってください〜 (2022年8月2日 22時) (
レス) id: b2d8d7cb3b (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - えー好き。こういうの待ってたわ。ありがたやありがたや〜。 (2022年8月2日 21時) (レス) @page23 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷水 | 作成日時：2022年6月27日 5時
