わ た が し 【黒】【完結】

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亮「横山くん ニヤニヤしすぎやで、気持ち悪い。」←






昨日の放課後にあった出来事を思い出していると

顔の彫りが深いイケメンに毒舌を吐かれる。






「うっさいなぁ、どっくんは黙って唐揚げでも食っとればええねん。」






自分のお弁当に入ってた唐揚げを無理やり突っ込む。






亮「むぐっ…、ん、うま。」←






学校のお昼休みは、ほぼ どっくんと過ごす。

中学校も一緒やったし、何だかんだでめっちゃ仲ええんちゃうかな。






亮「なぁー、山田のどこがええのー？」






どっくんがやきそばパンを食べながら

窓側に集まっていたとある女子グループの中のAちゃんを見つめてそう言った。






「どこがってそりゃ…全部やん。」






どっくんの口に卵焼きを突っ込む。






亮「めっちゃ好きやねんな。」






笑いながらもぐもぐ。






亮「…まぁ、頑張りや。」






そう言うと、どっくんは俺の口にやきそばパンを突っ込んだ。






実は、夏祭り一緒に行けば？って提案したのはどっくん。

ほんま毒舌やし、無愛想やけど、優しくて涙もろい 友達想いなええ人。

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