第6話 私たちという音楽 ページ7
夜
リサ「おっと、もう時間みたい」
言われてハッと気が付いた
防音室のスタジオには窓がないから、時間感覚がおかしくなる
いや、そうでなくても、
友希那さんと過ごす時間は、それだけであっという間だ
紗夜「続きは明日ね。丸一日予約を入れてあるから」
A「すみません、ミスを無くすのが精一杯で」
リサ「いやいや、それでも十分凄いって。ホントに助かるよ」
あこ「片付けはあこたちがしとくから!明日も頑張ろうね!」
手伝ってあげたいけど、ケーブルとかよくわからないのでどうしようもない
せめて邪魔にならないように仕方なく外に出る
友希那「家はどっちかしら?」
A「あ、私こっちです」
友希那「なら、一緒に帰りましょうか」
あ、友希那さんはボーカルだから機材の片付けとかほぼないのか
やった、友希那さんと二人きり♡
と、言うものの、何を話せばいいんだろう?
友希那「本当のことを言うと・・・あの時は誰でも良かった、あなたでなくてもね」
私が迷っていると、友希那さんの方が先に口を開いた
友希那「ただ楽譜通りに、間違えずに弾いてくれさえさえすれば良かった。それでも私たちRoseliaは満足できるパフォーマンスを発揮できる、そう信じていたから」
友希那さんは前を向いたまま、不器用にしゃべった
友希那「けれど、あなたとのセッションを続けるうちに、考えは変わったわ。あなたの演奏は、燐子とは違う。キーボードがAになったRoseliaは、私の思うRoseliaとは違う姿になった。それはどちらがいいとか悪いとかじゃない。別々の個性が生み出す、別々の音楽」
A「それって・・・、」
友希那「フフ、もし出会いが違っていたら、あなたがRoseliaのキーボードだったかもしれないわね」
その言葉に、私は夢想する
このままRoseliaのキーボードとして、友希那さんのそばにーーー
・・・、
A「それでも、私は友希那さんと出会えたのが"今"で良かったと思います」
友希那「どうして?」
A「Roseliaの曲、昨日いっぱい聴きました。"今"の友希那さんを形作っているのは、きっとRoseliaのボーカルとして過ごした日々の積み重ねもあると思います。そして私は・・・そんな"Roseliaの湊友希那"が好きなんです」
えへ、ちょっとクサかったかな
友希那さんはちょっと照れくさそうに横を向いたけど、すぐに向き直って言った
友希那「ありがとう。ところで、あなたの家に行ってもいいかしら」
・・・えっ?
えっ!?!?
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きらるり(プロフ) - 結叶さん» お久しぶりです!!結叶さんもやってたんですね。バンドリは仲間が多くて嬉しいです笑 ハロハピといえば今はこころちゃんのお話を書いているのですが、どこまで知っててどこまで無知なのかのさじ加減が難しくて難航してます…… あと美咲と花音先輩の関係が好きですね (2019年5月26日 1時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
結叶 - バンドリ知ってたんですね。というかお久しぶりです。ガルバでは彩ちゃん推しのハロハピ箱推し的な感じです (2019年5月26日 1時) (レス) id: 3aaf7b0b3a (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - 瞳さん» コメントありがとうございます!ちょうど友希那さんイベ始まりましたね、一緒に頑張りましょう! (2018年11月10日 20時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
瞳 - 私も友希那さん大好きです! がんばってください! (2018年11月10日 20時) (レス) id: d47849a709 (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ♪美桜♪さん» コメントありがとうございます!私も友希那さん夢小説増えて欲しいです!頑張ります! (2018年9月29日 13時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きらるり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時:2018年6月23日 22時