第8話 コーヒーゼリーにはクリームを ページ9
なんということでしょう
あのみれぃが違反チケットをおでこに貼り付けて正座してます
まあ私もなんですけど
らぁら「あのね、あたしは二人が付き合ってたから怒ってるんじゃないの」
らぁらは違反チケットに大きくバツを書いて、みれぃのおでこにもう一枚貼り付けた
らぁら「なんで教えてくれなかったの?」
みれぃ「だって・・・、」
A「それは・・・、」
みれぃと顔を見合わせる
なんて言えばいいのか・・・・、こういう風に気まずくなったり
他の友達との友情にヒビが入るのがイヤだったんだよ
みれぃ「ま、まあほら、秘密にしといたほうが面白いぷり?みたいな?」
A「あっそうそう、あとでバラすお楽しみ、みたいな?」
らぁら「なにそれ!全然わかんないよ!」
くっ、小学生だからってそう簡単にはごまかせないか
みれぃ「とにかく、ごめんなさいぷり・・・、でも、これは大人の事情ぷり、みんなにはまだ内緒にしておいてほしいぷり」
らぁら「何それ?そふぃにも言えないの?」
A「ごめん・・・、」
らぁら「シオンさんは?ドロシーは?」
みれぃ「ド、ドロシーは一番言っちゃダメぷり」
気まずい沈黙が流れて・・・、
らぁら「みれぃはいつか、あたしと付き合ってくれるんだと思ってたのに」
放たれた一言で、私たちは呼吸が止まった
A「それって・・・、」
らぁら「なんで?あたしが子供だから?それとも"トモダチ"だから?」
みれぃ「らぁら・・・、」
こ、これはまずいパターンなのでは
らぁら「みれぃのバカ!」
みれぃ「らぁら!」
手遅れだった
らぁらは半泣きで楽屋を飛び出していってしまった
まさか、らぁらがみれぃのことを好きだったなんて
A「・・・どうする、みれぃ」
取り残されて呆然としているみれぃをなんとか立たせて、
貼られたままの違反チケットをペリっと剥がした
らぁらの字、震えてる
本気だったんだ
どうしよう・・・、
☆
結局、何もできずにそのまま帰ってしまった
バレちゃったのもショックだけど、それ以上にらぁらのことが気がかりだった
でも、みれぃはきっと私よりもつらいはず
親友だと思っていた人に告白されて、どちらを取っても誰かを傷つけることになる
A「(・・・あれ?)」
てか、まず確認なんだけど、みれぃは私を取ってくれるよね・・・?
相手は小学生だし、こっちはずっとラブラブだったし
でもみれぃにとってソラミスマイルは何よりも大切なもので
それって私よりも大切なもの?
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きらるり(プロフ) - rainさん» コメントありがとうございます!喜んでもらえたなら書いて良かったです(*゚▽゚*) これからも頑張ります♪ (2017年8月8日 8時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
rain(プロフ) - 大分遅れてしまいました…!すみません!!リクエスト聞いて下さりありがとうございました!みれぃの可愛さも引き出せていて、とっても最高です!ありがとうございました!これからも頑張ってください! (2017年8月8日 1時) (レス) id: 7c94f7b176 (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - 田舎のもやしっ子さん» コメントありがとうございます!キュンキュンするお話を目指したのでそう言っていただけて本当に嬉しいです!ありがとうございました(´▽`) (2017年7月1日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
田舎のもやしっ子 - 初めまして!めちゃくちゃキュンキュンしました…!素敵な小説をありがとうございます(*´-`) (2017年7月1日 12時) (レス) id: 4d50fd0230 (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - プリパラ大好きさん» コメントありがとうございます!これからも頑張ります(´▽`) (2017年6月20日 21時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きらるり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時:2017年5月6日 15時