第12話 勝利へのシナリオ ページ13
対決まであと1日
土曜日で学校が休みなので私は朝からプリパラ入りしていた
まだ人通りの少ない街並みのスキマを抜けて、お城の地下倉庫へ
A「今日もお勤めご苦労様です」
ウミヘビ「おはようござ・・・、って、Aニョロね」
ウミヘビは相変わらず作業帽をかぶって荷物にシールを貼り続けていた
一日でちょっとやつれたようにも見える
A「その仕事、飽きない？」
ウミヘビ「楽しそうに見えるニョロ？だんだんシールを貼ってるのかシールに貼られてるのかわからなくなってきたニョロ・・・、まあその代わり、考える時間だけはたっぷりあるニョロ」
私は昨日の出来事と思ったことを報告した
そして選曲についても
ウミヘビ「なるほど、それは面白いニョロね」
A「そふぃにはまだ話してないけど、今日会ったら話すつもりよ」
ウミヘビ「でもそうすると、やっぱりAには勝ってもらわないとニョロね」
A「当たり前でしょ、何言ってんの」
ウミヘビ「そうじゃなくて、会場が一番盛り上がるためにはって意味ニョロ」
ウミヘビは仕事から目を離さないまま、舌をチョロチョロ出した
ウミヘビ「紫京院ひびきに正々堂々立ち向かってもウィンドリの繰り返しになるだけニョロ、せっかく"演出"を自分たちで決められるのだから利用すべきニョロ」
それって・・・、
A「そふぃにわざと負けてもらうってこと？」
ウミヘビ「そういう言い方もできるニョロね」
A「そんな！」
ウミヘビがこんな提案をするなんて思わなかった
だってそれはつまりズルじゃない
単純作業の繰り返しで頭がやられたんじゃないの？
ウミヘビ「Aの言いたいことはわかるニョロ。でも、紫京院ひびきに負けた後でももう一度同じことが言えるニョロか？」
A「それは・・・、」
ウミヘビ「今回の本当の敵はそふぃじゃなくてひびきニョロ。二人で協力して戦うのだから、パフォーマンスを"調整"してもどちらかが手を抜いたことにはならないニョロ」
ウミヘビのつぶらな瞳が光る
ウミヘビ「舞台の上で勝負を演じるとき、負ける役の役者は手を抜いているニョロか？それは違うニョロ、それが本気のパフォーマンスなんだニョロ、そして舞台を見る人が求めているのはそれなんだニョロ」
なるほど・・・、
その意見にも一理ある
今、本当に重要なのは絶対に私たちのプリパラを取り戻すという覚悟
そう、絶対に・・・、
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きらるり(プロフ) - まりタン♪さん» いつもありがとうございます！今回もかっこよさを重視したのでそう言っていただけると本当に嬉しいです(´▽`) 次は続編ではないですがよかったらよろしくお願いします♪ (2016年8月28日 8時) (
レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
まりタン♪ - 綾鷹様とそふぃ様、かっこよすぎです！！ 新しい小説、楽しみにしています。頑張ってください！ (2016年8月28日 3時) (レス) id: 74733037cc (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かーなさん» ありがとうございます♪ちゃんと歌えるように書いたのでよかったら心の中で口ずさんで読んでください(´▽`) (2016年7月2日 14時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
かーな - 歌詞のアレンジが素敵です！ (2016年7月2日 12時) (レス) id: 9f85a61d06 (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ましゅまろうさぎさん» こんにちは！コメントありがとうございます！好きになってくれてとても嬉しいです！(´▽`) もう終盤ですので最後まで書けるよう頑張ります♪ (2016年7月1日 18時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらるり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時：2016年6月18日 15時
