第8話 ページ9
あかり「すごーい！やっぱりシミュレーションっていいね」
スミレ「Aちゃん、ありがとう！」
A「いえいえ、これもアイカツですから」
フォトシミュレーションは成功した
よかった、私はきっともう大丈夫
いちご「うんうん！あかりちゃんとスミレちゃんよく合ってるね！」
あおい「でしょでしょ！やっぱり私のイメージにくるいはなかった！」
みんなの間に笑顔が広がった
私の見たかった笑顔、そう、これでいいんだ
私はほっとすると同時に胸のつかえが下りたような気がした
なのに・・・、
あおい「でも、身近な人が結婚ってなったらドキドキしちゃうよね」
ドキン―――
心の奥に、冷たい針がずぷりと突き刺さった
結婚、だって
それは今でない時、でもきっとそう遠くない未来
あおい先輩の言葉が、私の心のシャッターを押してしまった
考えないようにしていたイメージが、アナログのフィルムのように私の脳裏に焼き付いて鮮明に浮かび上がる
それは純白のウェディングドレスを纏ったあおい先輩の姿で、
たくさんの人に祝福されて、
幸せをそのままカタチにしたような眩しい笑顔で手を振ってバージンロードを歩く・・・、
それを私は、カメラのファインダー越しに見送る
その時間を永遠の中に閉じ込めて手に触れられるようにするために
だって、私はカメラマンだから―――
だって、あなたの隣を歩くのは私じゃなくて―――
だって、あなたが愛しているのは―――
いちご「も〜、あおいってば」
あおい「織姫学園長のウェディングドレスか〜、見てみたいなぁ」
だめだよ私、諦めないと
私なんかがあおい先輩の隣にいられるわけがない
そんなことできっこないのに・・・、
A「(いやだ・・・、)」
なのに、苦しい
こんなにも悔しくて、情けなくて、許せない
あおい先輩は、霧矢あおいは、誰かのものになんてさせたくない
あおい先輩を世界で一番好きなのは、きっと私なのに・・・、
A「(だったら・・・、)」
やるんだ
私がやらなくちゃ
私が、霧矢あおいの世界一にならないといけないんだ
私は星宮先輩に視線を向けた
星宮先輩は私をチラとも見ず、ただあおい先輩のはしゃぐ姿を慈しむように眺めていた
あなたには負けない
勝つんだ、この人に
トップアイドル、星宮いちごに勝つんだ
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きらるり(プロフ) - こんにちは！コメントありがとうございます！ドキドキしていただけてとても光栄です！これからもドキドキなお話を書けるよう頑張ります♪ (2016年9月5日 6時) (
レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
小林ふうり@dr(プロフ) - 面白かったです。私はあおい推しなのでとてもドキドキして、良かったです。これからも、頑張ってくださいね！ (2016年9月3日 15時) (レス) id: d5d4dc728a (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - 夏気味うどんさん» はじめまして！読んでくださってありがとうございます！そう言っていただけると本当に嬉しいです！書いてよかった・・・(´▽`) こちらこそコメントありがとうございました！！ (2016年8月18日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
夏気味うどん(プロフ) - わーーー！！こういうお話待ってました！！素晴らしい小説ありがとうございますっ！！！ (2016年8月18日 23時) (レス) id: 90d1ded8fc (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - 唯さん» 唯さんいつも一番乗りありがとうございます！更新頑張ります！ドロシーのお話も半分くらい下書きできてるのでもうちょっと待っててください( ;￣ω￣)ゞ (2016年8月4日 22時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらるり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時：2016年8月3日 23時
