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廉side
「んんっ……っ、いっ、」
どれくらい気を失ってたんやろ。
最低でも3時間くらいかな。
ここに来た時、明るかった外が真っ暗になっていたから
時間がかなり経ってることが分かる。
身体を無理やり起こすと、全身に走る激痛に
顔を歪めて息が詰まる。
「ふぅ…あ、メンバーから」
意識を失う前に投げつけられたスマホに目を向けると
紫耀や岸さん、海人にじん、玄樹からの
沢山の電話やメッセージが入っていた。
履歴の一番上の紫耀に電話を掛けると
ワンコールするかしないかの速さで出た。
紫「れん！！よかったぁ、やっと電話繋がった」
その紫耀の声の後ろから聞こえる
優太たちの安堵の声。
「ごめ…大学、の…友達と飯食って話しとったら、遅なって…連絡入れるん忘れてたわ」
喋る度に、お腹に走る激痛に
耐えながら紫耀に怪しまれんように言葉を続ける。
紫「久しぶりに会うって言ってたもんな」
「おん。ホンマごめん。連絡入れんくて」
紫「ううん。楽しめた？」
「え？うん」
紫「なら良かった。帰り大丈夫？誰か迎えよこす？」
「あ、ううん。帰れるから大丈夫やで」
紫耀は優しくそう言うてくれて
嘘ついてるのが苦しくて申し訳なくなって
「ごめん」
紫「もう大丈夫。謝らないで。お風呂用意しておくね」
「分かった」
紫耀にさっきとは違う意味を込めて『ごめん』そう謝って電話を切った。
＊
＊
＊
「っ、ふぅ…いっ、」
歩くたびに走る痛みに、休憩しながらやないと歩けへんくて
普通の時やったら15分ほどで帰れると思うねんけど
その倍かかって何とか家に辿り着いた。
岸「おかえり！」
「うぉぉ、ただいま」
鍵を開けると、優太が目の前に居ってびっくりしつつ
優太の言葉に返事を返す。
岸「風呂湧いてるから、入っておいで」
「おん。ありがとうな」
優太にお礼を言って、お風呂に入らせてもらう。
脱衣所の鍵を閉めて、服を脱ぐと
露になる傷の数々。
「うわ、生々しいな、これ」
切り傷も所々に見られとって
あぁこれ絶対お湯染みるやつ。
そう直感で分かり、覚悟を決めて浴室に入る。
「っ、いっ、、涙」
シャワーを弱めに出して、身体に当てると
もう予想通りの痛みが身体に襲ってくる。
痛すぎて最早雑になる。笑
ちゃちゃっと体と頭を洗って、湯船はパス。
全身なんてお湯に使ったら痛すぎて叫んでまうもん。これ。
バレるわけにはいかんねん。
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黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんにちは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗こちらこそ。素敵なリクエスト下さりありがとうございます。勝手に女性恐怖症を入れてしまい申し訳ないです。これからも私なりのペースでの更新になりますが、覗きに来てくださると嬉しいです。 (2022年9月25日 8時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - ありがとうございます！ それと お話書いて下さりありがとうございます(^^) 女性恐怖症も追加して下さり 想像以上のお話でした！ とても感動しました。これからも黒瀬さんの作品楽しみにしてます！ (2022年9月24日 20時) (レス) @page43 id: f0755301c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗承知いたしました。お応えするまでかなりお時間頂きますが必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいです^^ (2022年9月24日 18時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - 黒瀬優花さん» はい！ それでお願いします🙇♀️ (2022年9月24日 12時) (レス) id: f0755301c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさんこんばんは☆コメント&リクエスト下さりありがとうございます。平野くん付き添い&看病という受け取りで大丈夫でしょうか？それでも大丈夫でしたら、書かせて頂きます！^^ (2022年9月23日 22時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2022年7月20日 20時
