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優太side
それから翌朝、いつも通りを装って
兄弟全員とはいかなかったけど、廉のお見舞いに
向かった
病室に入ると、すぅすぅと気持ちよさそうに
眠ってる廉の姿が目に入って
思わずその姿に頬が緩んだ。
海「良かった、寝れてるみたいで…」
それは海人も思ったみたい
「だな。あれ、点滴…」
そしてふと、廉の細い腕に繋がれてる
点滴に目を移せば、点滴パックが
数か月前まで付けていたものに変わってることに
気がついた。
と、このタイミングで主治医の先生が
入ってきて
医師「あ、おはようございます。廉くんはー…まだ寝てますね」
そう言った主治医の先生に、俺も海人も
挨拶をして、診察されてる姿をなんとなく
目で追ってた。
医師「点滴は一時的に変えてるんです」
「え？」
そして俺が不思議に思ってたことが
伝わったのか、そう言った先生。
医師「昨日廉くん、しんどいと僕に打ち明けてくれて…」
と先生から、かいつまんではあるものの
廉の想いを内緒ですよ？とそう言って
教えてくれた。
…そうだよな。まだ中学生に上がったばかりで
こんなしんどい治療。俺らにでさえ弱音も愚痴も
吐かないで1人で頑張って耐えてるんだもん。
心が限界迎えちゃうのだって
当然のことだと思う。
それに、俺らに言えなくても
先生に打ち明けてくれたって
それだけでなんか嬉しかったんだ。
いや、本当だったら俺らに言ってほしかったなって
思わないか？って聞かれて、思わない。と
言ったら嘘になるけど。
でも廉にとって"誰かに自分の思いを言う"って言うのは
大事な事だし、勇気がいることなんだ。
だから、先生でも俺らでも
もちろん、紙に書いたりでもいい。
とにかく廉の中に溜め込まなければ
俺らはどんな形だっていい。そう思ってる。
＊
それから廉の心臓は少しずつ安定していき
4か月経った今日、やっといつも通りの点滴に
戻っていて…
副作用もそれほど強くもなくて
いつも通りの廉が戻ってきていた
〜回想side・終〜
そんな事を夜、ベランダで思い出していて
気がつけば泣いていた俺。
またあの治療を廉はしなくてはならないのだろうか。
なんて考えがふと頭によぎる。
けど、先生からそのような説明は受けてないし。
大丈夫。心臓が安定したら眠らせるために
使ってた薬の投与も終わり、また起きて
廉とお話しできる。そう言い聞かせて
俺は自分の部屋に戻って
ベットに身を沈めた。
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、 - 😃⤴⤴ (6月27日 18時) (
レス) @page50 id: 1ac485f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - manaさん» manaさん、こんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです。情緒不安定のお話しを読んでくださりありがとうございます。そうですね、どんな時も周りの方々のサポートと理解が必要ですよね。この話は特にそこを心がけて書いてたのでそう言ってくださって嬉しいです (2023年3月3日 20時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんにちは。今回、廉くんの「情緒不安定」を読ませていただきました！周りのサポートって大事なんだなぁと改めて思いました！ (2023年2月21日 12時) (レス) @page13 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» さくらさんおはようございます♪part20も私なりのペースで頑張っていきますのでよろしくお願いします（^^） (2021年2月1日 8時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 さくら(プロフ) - おはようございます！もう、パート20ですか…早いです！これからも優花さんのペースで頑張ってください。これからも応援してます♪ (2021年2月1日 8時) (レス) id: 6ea3f9f285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2021年1月18日 15時
