頑張り屋の廉くん

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紫耀side


紫耀「ふぁぁっ…イテテ…」


流石にソファーで寝ると体がバッキバキで痛い
とりあえず、廉の様子を見に行くか。


俺は起き上がって、寝室へ向かう。


ガチャ


紫耀「廉、おはy…ってえっ？！ 居ない、なんで！？」


もう俺はパニック状態

もしかして、あの後お腹痛くなってトイレに行って動けないでいる、とか？

だったらやばいっ！


俺は部屋を出てトイレに一直線


コンコン


鍵は開いてるっぽいな。


紫耀「れん！ れーん、起きてる？ 入るよ？」


ガチャ


廉「ケホケホッ…はぁ…ッ」

紫耀「れんっ！ 大丈夫かっ？」


入ってみると、壁に寄りかかって動けないでいる廉がいた。


廉「んっ…しょ、お…？」

紫耀「そうだよ。ごめんな？ 気づいてやらなくて」

廉(フルフル)

紫耀「とりあえず、ここ寒いから部屋に行こうな」

廉(コクッ)


俺は昨日と同じように廉を抱き上げて寝室に向かう。


ガチャ


紫耀「寝かせるね」


俺は廉をベットに寝かせてあげて、布団を掛けてあげる。


廉「はぁはぁ…しょ、お」

紫耀「ん？ どした？ お腹痛い？」

廉「平気、やから…休んで？」


全く、廉は…
平気じゃないくせに、しんどいくせに無理して


紫耀「れーん、しんどいんだろ？ 平気じゃないのくらい俺分かるよ」

廉「でも…休めへんやん」

紫耀「大丈夫！ たっぷりソファーで寝たから廉は何も心配しないで大丈夫だから」

廉「…わかった」


よかった…とりあえず説得出来たかな？
でも、どうしてトイレにいたのかな？

やっぱ、お腹痛かった？


紫耀「れん、どうしてトイレにいたの？」

廉「夜中、気持ち悪なって、トイレ行って動かれんくなってもうた…」

紫耀「そうだったのか…気づいてやらなくてごめんな」

廉(フルフル)


一人で寝かせるんじゃなかった…

そばに付いててやれば一人で苦しむ事もなかったのに…ごめんな、廉。


紫耀「あっもう今は平気？」

廉(コクッ)

紫耀「そっか、んじゃ廉寝ちゃおっか。昨夜ちゃんと休めてないでしょ？」

廉「でも…今日お仕事…」

紫耀「大丈夫、お仕事午後からだから。それまでゆっくり休も？」

廉(コクッ)

紫耀「ん、おやすみ」


トントン…トントン


廉「スゥ…スゥ」


また、お腹のあたりをトントンしたらすぐ眠りに落ちた廉。


やっぱ、まだしんどかったんだな。
無理させてごめんな。

俺は、廉が起きるまでそばに居ることにした

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