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宏太side
………話し終えたあとの車内は、涼介のすすり泣く声のみが響いていた。
俺はその肩を抱くようにし、涼介の震える肩を摩る。
………俺が、涼介をHoney Beeに誘ったのは。
今にも消えてしまいそうな涼介を、ほっとけば自分から死を選ぶんじゃないかとすら思わせる涼介を、引き止めるためだった。
涼介は、人を魅了する力がある。
俺は、そう思っていたから。
その力で、自分の存在意義を見つけて欲しかった。
俺らが悲しむことも、それが正しくない判断だってことも、わかってほしかった。
………その分、こうやって。
怖くて辛くて怯えるような日々を送らせてしまっているけれど。
涼「ごめっ、なさ………っ……ずっ、ずっと……おれ……うそ、ばっかでっ………！みんなに、うそっ……ずっと、つきっ…つき続けて……っ、ふ…っ……」
裕「ヤマ……」
涼「っ、は……っ、ひぅ…っ……ごめっ…」
宏「…………涼介…？っ、1回こっち向ける？………ちょっとゆっくり息はこっか」
段々呼吸が怪しくなってきたから、涼介と視線を合わせて一度落ち着かせる。
涙で目は真っ赤になり、もう口でしか呼吸が出来ない状態。
安心させるように涼介を控えめに抱き締めれば、過呼吸と嗚咽でひくつく体がダイレクトに伝わって、なおさら涼介の呼吸が落ち着くよう優しくその背中に触れた。
宏「……ごめん、一旦2人きりにしてもらっていい…？」
大「え………でも、」
雄「いや、分かった。…ここは薮くんに従お」
秀「だな。……薮くん、そのまま帰るなら薮くんちまで送るから連絡ちょうだい？……涼介くんも、一緒に」
秀さんの言葉に頷けば、締め切った車から出ていく4人。
きっと、学校側が用意してくれた楽屋に戻るか、どこかで着替えて電車で俺らの学校に行くかだろう。
………光さん、来てたよな。
連絡つくなら、光さんに来てもらうのもありだな……
涼「ひ…っ、く……っ、は……っ」
宏「涼介？………よく頑張ったね？……本当に………よく、頑張ったっ…」
…………あれ。
なんか、俺も泣けてきちゃったわ。
じわっと熱くなった目を、ゴシゴシ擦って。
俺はスマホを取りだし、画面に指を走らせた。
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楠木りずむ(プロフ) - おいもさん» 遅くなりました！ありがとうございます( *´艸`)クールですかね！？確かにシリアス要素はここのところ多かったかもしれないです笑 これからもよろしくお願いします！m(_ _)m (2021年9月30日 8時) (
レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
おいも - 移行おめでとうございます！なんか他の作品とは違うクールな？JUMPの小説が読めてワクワクしています！更新、頑張って下さい！ (2021年9月26日 11時) (レス) @page33 id: 6132dfa9c7 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 舞さん» 舞さんありがとうございます！秀さん、実は度々別のお話にも出てます…( *´艸`)気づいてくれて嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年9月7日 9時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 移行おめでとうございます！いきなりなんですけど、青山秀さんって、「マネージャーの、山田です。」の、あの秀さんですよね！？名前を見て思わず飛び上がってしまいました！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2021年9月6日 23時) (レス) id: 79e1dd5dee (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです……これからも頑張ります！ありがとうございます(*´▽`人) (2021年9月6日 20時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
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