story 6 ページ18
侑李side
優「……俺っ?」
涼「あぁ」
優「ええっ……」
優のところに連れてって、と言われ……瞬間移動でやって来た僕達。
そんな僕達には、あの男……優とかいう奴も驚いていて。
……なんだか前より、雰囲気が変わった気がする。
柔らかくなったというか……あの冷酷な感じが、抜けたというか……?
……いやいや、この前の戦いを忘れたのか僕…!この僕を動けなくさせたんだよ!この僕を!!
そう言い聞かせ、警戒心は解くまいと気合を入れた。
涼介の「協力してほしい」の言葉に、顔を歪めた優。
なんでまた俺に?と……少し苦笑いして言う。
…………雰囲気変わりすぎだよ、何があったのこの人。
涼「今回の相手が、重力を操る厄介な敵で」
優「重力……?」
涼「能力を使われる前に、動けなくさせたい」
優「………それで、俺…?」
侑「……もー、なんでそんな拒むの?めんどくさいんだけど」
我慢出来なくて、思わず本音が出てしまった。
でも、だって、おかしいじゃん。
この間対決した時なんて、自信満々って感じだったのに…
優「拒むというか……もう能力は使わないって決めてたんすよ」
涼「…どうして?」
無表情のまま、涼介が問いかける。
優は少し考える素振りを見せて、探り探りで喋り出した。
優「んー…あの戦いから……なんというか、能力を使っても何も利益ないなって思って。傷つけるだけで、辛くなるだけで、何も得られないというか………だから能力は封印して、普通に生きてった方がいいかな、なんて」
……確かに、辛いことも多い。
実際、涼介のあの辛い過去の発端も……能力。
暴走するのも能力だし、危険な目に遭うキッカケも、全部能力。
だけど……
侑「……能力なら、仲間を助けられるじゃん」
優「……え…」
侑「普通の人には助けられないものを助けられる。仲間が持ってない能力も、自分が持ってるから助けられる」
優は1人で活動してたから、分かんなかったかもしんないけどね。
能力って得するばかりじゃないけど、損ばっかりでもない。
能力を持ってなかったら……今の僕はここにいない。
涼「人を……」
涼介は………
無表情のはずなのに、なんとなく……分かった。
涼介は多分、笑ってる。表情には出せてないけど……優しく微笑んでる。
涼「人を救うために………変えるために使う、能力は………案外、悪くない」
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はちみつ - 楠木りずむさん» 寂しくなるよね、、、ごめんね! (2019年1月26日 7時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - はちみつさん» うわーーっそうなの!寂しくなるけど……また会えますように!(*>_<*) (2019年1月26日 7時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ - りずちゃん久しぶり!あのね、わたし占いツクール卒業します。だから、もう会えなくなるかも、、、時々顔出すかもしれないけど、、、その時は暖かく迎えてください。では、また会う日まで、、、さよなら! (2019年1月25日 16時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - はちみつさん» もちろんです!お待ちしてます(*´∀`) (2018年10月5日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 私はありたか寄りのall担です!プロフの方で友達申請してもいいですか? (2018年10月5日 7時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
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