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彼にとっての友情 __iduki__ 6 ページ37

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『…ねぇ、どこ行くの』



伊「屋上だよ」








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急に呼び出され、私は黙って伊月くんについていく。




階段を登り始めた私は、疑問に思い どこに行くか聞いた。

どうやら屋上に行くみたいだ。









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_____伊月っちには気をつけてほしいっす。







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不意に 涼太からの忠告が頭に浮かび上がる。





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私に話したい事があるだけかもしれないが、



そもそも、伊月くんと私は、あまり関わりがない。






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話すこと なんて あるのだろうか。







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私は、階段を登っていた足を止め、口を開いた。









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『何が目的?』





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伊「……なにが?」



『伊月くんが私を呼び出すなんて急すぎるでしょ?

それに話があるなら、ここでも良くない?

誰もいないし。』








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伊「…俺は屋上で話したいんだけどなぁ」


『……何でそこまで屋上にこだわるの?』



伊「……はぁ、まぁ、いいや。ここでも。








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そろそろ黙らせようと思ってね、君を。」







『…やっぱり、それ関係の話なんだ』



伊「それ以外に 俺が君に話すことなんてない。






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…これから 俺達のする事に口出ししないって 約束してよ」






『嫌だ。

私はこの学校を、伊月くん達を変えるって決めたの。


誰が何を言おうと、私はやめない。』






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伊「邪魔なんだってば。



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赤司達が君を邪魔って思ってるなら、俺にとっても邪魔な存在。どうしてもやめてくれないの?」









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『赤司くんが私を邪魔って思ってるなら、伊月くんも私を邪魔って思うの……?

それっておかしくない?




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なんで 赤司くん達に合わせるの?』





伊「…お前に言う必要ある?」



『ない、かもしれない。


でも、私はさっき言ったように、

伊月くん達を、変えたいの、助けたいの。









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だからお願い、言ってよ。』







伊「___っ_る_…_い。」







『何でもかんでも赤司くん達に合わせるのは何でなの?

自分の意思で動かないのは何で?



そんな事して苦しくないの?









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なんのために 赤司くん達と一緒にいるの?』








伊「うるさい!!!!」






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ドンッッ!!!








『っ___!?』








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体が 傾いた。

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レイ - 夢主が高尾君の親と話すところが本当に無茶だなと思いました。 伊月君のことも階段から落とされたのに、許してしまうところに夢主はとても優しいんだなと思いました。 (2018年4月4日 22時) (レス) id: ee071c10a8 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 高尾くん編が最高すぎました。最初のお見舞いの時と、最後に名前呼ぶのがもう。さすがって思いましたよ^ ^ (2017年8月16日 0時) (レス) id: 3453689753 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール - 今回鳥の目コンビだ!! (2017年7月1日 22時) (レス) id: 888fb26f3a (このIDを非表示/違反報告)
ルナミー - 面白いです!どんなペースでも構いませんので頑張ってください!応援してます (2017年4月4日 23時) (レス) id: f755288cab (このIDを非表示/違反報告)
白夜零(プロフ) - 更新、自分のペースで頑張ってください!続編楽しみにしてます!待ってますっ! (2017年3月27日 13時) (レス) id: e647c3eaeb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠乃 x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年1月21日 14時

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