自寮リグレット/キオン・ロックフェロー ページ20
「ここだな…コウモリ屋敷、とか言う場所は。」
レオナからも惜しまれつつ2年過ごしたサバナクローから出て辺鄙なところまでやってきた訳だが…。昔使われていた図書館ということでなかなか趣のある…いやありすぎる屋敷になっている。
こんなことになったのも、全部学園長のせいだ。
おおよそ今から6時間ほど前の話である。ゆったりと植物園で昼寝しているレオナをラギーの代わりに叩き起こしに行ったときのことだった。
「おいレオナ、いつまで寝ているつもりだ…。」
「…いいだろ、別に。お前だってサボりに来てるんだろうし。」
そう言ってもう歳を重ねすぎた体を座らせるため下に腕を引っ張られる。案の定床にしゃがみこんでしまい、シメたとばかりに頭を乗せられてしまった。所詮膝枕である。
「ちょっ、おい…!!あー、また引っかかった…。」
「フンッ、何年もやられてんのに一向に変わらねぇな。」
小さい頃からまるでレオナになつくチェカの如く俺になついていたレオナは昔からこういうスキンシップが多い…と悩んでいたときのことである。
「ッ…?!レオナ、そこにいろよ。」
「あ"??」
なんだか鋭い魔力を感じて防衛魔法を張る。年長者でなければ放てないであろうオーラの籠もった魔力。出せるのはリリアとマレウス、あとは…。
「クロウリーか…。」
そう呟いて防衛魔法のバリアにぶつかって落ちた手紙を拾う。開けてはいけないような気がする禍々しい手紙ではあったが、開けぬ訳にもいかなかった。
『この度、厳選なる選抜により貴方は特別合宿の対象者に選ばれました。
合宿期間は約1年を予定しており、オンボロ寮の反対側にある【コウモリ屋敷】を利用して他6人の生徒達と生活して貰いますので仲良く協力して問題がない充実した学園生活を送って下さい。
合宿は今日から予定してます。授業後は直ちに荷物をまとめてコウモリ屋敷の前に集まるように。
ps,これは強制参加です。約束の時間ても訪れなかった者のところにバルガス先生を迎えに行かせますので無駄な足掻きはしないように。』
読んでから深呼吸をして、頬をつねってからもう一度読む。もちろん、頬は痛いままであった。書いてあることは到底信じられるものではなく、レオナも読んだのか目を見開いている。レオナを置いていくのはどうにも気がかりだが、断ればあの筋肉しかない若造に連れて行かれるという。
…あれくらいすぐ倒せそうだが、行くしかないか。
そう思って重い腰を上げたのだった。
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飴玉(プロフ) - ティラノサウルスさん» 確認しました、了解です。私も編集していないので特に心当たりがないです、お役に立てずすみません。細心の注意を払い編集することを気をつけます (2021年2月2日 7時) (
レス) id: d928cadc74 (このIDを非表示/違反報告)
水無月天乃(プロフ) - ティラノサウルスさん» 私も特に心当たりはありませんね…。分かりました、次回からは確認してから編集するように気をつけます。 (2021年2月2日 7時) (レス) id: 9932609634 (このIDを非表示/違反報告)
ティラノサウルス(プロフ) - 次回からは確認してから編集をお願い致します (2021年2月1日 20時) (レス) id: 3c508ec611 (このIDを非表示/違反報告)
ティラノサウルス(プロフ) - 追記報告します。消されてしまったデータの復旧を問い合わせしたら1月31日の最後に更新された時のデータまで復旧できたので事なきを得ましたが、今日更新された方で故意はないとは思うんですが次回からは気をつけましょう！他の参加者様達にも迷惑がかかってしまうので (2021年2月1日 20時) (レス) id: 3c508ec611 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーサファイア(プロフ) - ティラノサウルスさん» 確認しました。心当たりがありません。力になれずすみません。 (2021年2月1日 19時) (レス) id: bd3a10c6c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティラノサウルス x他5人 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年1月16日 15時
