そして彼に惹かれていった

惹かれる＿16 ページ17

着々と話が進んでいく

ファンのみんなへ愛嬌したり質問に答えたりした


「今後、またコラボするんですか、だって」


質問ボックスの中の紙を一枚取り出し、それを読んだ


「HNさんが良ければまたさせていただきたいですね」

「今日楽しかったもんね」


ナムジュンとホソクがそう答える

他のみんなも頷いた

単純に嬉しい


「次は俺の曲だな」


そう笑ってやると、BTSはぽかんとした後一斉に喋り出した


「どの曲でもいけるようにしなきゃ」

「そうだねテヒョン、練習する？」

「テヒョニヒョン、ジミニヒョン、僕も混ぜてください」

「おぉ！グガ入るんなら心強いね！」

「ホソク、ダンス教えて」

「ジニヒョンやる気ですね！もちろんです！」

「ユンギヒョン、どの曲のラップ好きですか？」

「そりゃもちろんあれだわ、ナムジュンもだろ」

「もちろんです！あれは痺れますね」


やる前提なんだな

可愛い

よし、マネージャーに頼んでくるわ


「おい、俺の曲なんだから俺も話混ぜろ」

「えっと、HNさんは何の曲が好きなんですか？」


俺が話しかけると、ステージ上で初めてグクが話してくれた


「好きとかじゃなくて、お前らのやりたいやつがいい」

「わかりました！」


目をきらきらさせるグクとその他

今すぐマネージャーに頼んでくるわ

あ、ヒョン付け忘れちゃった

心の中だから許してね、マネージャーヒョン


「あ、そうだ」


俺は思い出した

あの恥ずかしい中言われた言葉


「お前らHNさんって呼ぶの禁止な」

「え、じゃあどう呼べば」


困惑顔のジン

あ、そっか、ジン同い年だわ


「HNヒョンでいいんだよ。ジンはHNな。普段はゼルヒョンとかゼルって呼んでくれていいから」


みんな驚きの声を上げる

いや、呼んだのはお前らからだぞ

面白くて笑ったのは許してくれ

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