恋愛相談（sha.kn） ページ9
(シャオロンとまだ互いに両片思い。コネシマ先輩に相談するだけの話)
シャオロンが長期任務に出て早１ヶ月。
「…寂しい…」
私は何をしていてもどこか埋まらない心を持て余していた。
「寂しいって何や。シャオロンか？」
やけに聡いコネシマさんにうるさいですよ、と無駄口を叩く。
「お前本当に生意気になったな。」
「それでいいって言ったのはコネシマさんじゃないですか」
「まあええけど。で、いつもは嫌煙家のお前がわざわざ喫煙所に来るのは何か理由でもあるんか？今なら話聞いたるで」
「…気持ち悪いこと言っていいですか？」
「それは無理」
キッパリ言い放つコネシマさんを睨み付ける。彼はすまんと笑って私に話すように促す。
「ここに来るとシャオロンの匂いがするんですよ」
「まじで気持ち悪いやん」
引かれるとはわかっていた。分かっていたがいざコネシマさんに言われると傷つくよりも腹が立つ。下品な笑みを浮かべる男は私の肩に腕を回す。
「ふーん。Aは大好きなシャオロンが恋しくてたまらんってことかぁ？」
「……やっぱり私…す、好きなんですかね…」
「は？」
「最近気づいたんですよ。シャオロンいないと寂しいって思う自分に」
「最近、やと…？」
「はい…だからこれって、好き？なのかなって…ハハ…急に変な話をしてすみません」
コネシマさんが急に頭を抱える。
「え、どうされたんですか？大丈夫ですか？」
「いや、あまりの衝撃に意識失うかと思ったわ」
「何か変なものでも食べました？」
「ほんまお前憎たらしくなったな！ちゃうわ！どっからどう見てもお前はシャオロンのこと好きやろ！それを最近気付いたって…ボケるんも大概にしろや」
「うわ、声デカ…」
私が耳を塞ぐのを見てコネシマさんは呆れたみたいだ。煙草を吹かせて一度落ち着くと、また私に向き合う。
「ええな。このことは俺やなくて真っ先に本人に伝えるべきや」
「本人って…告白するってことですか？」
「しろ。お前ならできる」
「無理ですよ…振られるの分かり切ってますもん」
「何で決めつけるんや」
「だってシャオロン…かっこいいじゃないですか？私みたいな特にこれといった特徴のないどこにでもいる女なんて相手にされませんよ」
「のろけんな！(大丈夫や。自信を持て。シャオロン、ロリコンやし行ける)」
「コネシマさん恐らく心の声と実際の声逆ですよ」
「うるさい！とにかく行け！お前ならやれる！」
親指を立てたコネシマさんの目は笑っていなかった。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
🍞 - ご、語彙力が爆発してる、、すごすぎんか？ (9月24日 22時) (
レス) @page42 id: 42c1ea8f94 (このIDを非表示/違反報告)
鳩山(プロフ) - 琥珀さん» 琥珀さんいつもありがとうございます…！番外編まで読んでくださって感謝しかありません…！また他作品は更新していくつもりですので今後ともよろしくお願いします！ (2020年3月14日 20時) (レス) id: 55161d9c8c (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 完結おめでとうございます！本編のほうも、番外編のほうも、鳩山さんの素晴らしい文章に引き込まれ、読んでいて幸せな気分になれました。これからも鳩山さんの作品を読み続けさせてください…！ (2020年3月14日 13時) (レス) id: 742aa07519 (このIDを非表示/違反報告)
鳩山(プロフ) - メオさん» コメントありがとうございます！告白までしていただいて嬉しいです！これからものんびり更新だと思いますがよろしくお願いします…！ (2019年11月12日 19時) (レス) id: 55161d9c8c (このIDを非表示/違反報告)
メオ - うん、好きだ(確信)ありがとう(嬉し泣き)頑張ってくださいね！！ (2019年11月12日 14時) (レス) id: 8aa2d098f2 (このIDを非表示/違反報告)
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