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気に入らない ページ11
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それに、隊長は物怖じせず誰とでもすぐ仲良くなるから、私にだってたくさん声をかけてくれた。
にぱっと花が咲くような笑顔は、周りにも伝播して、雰囲気を和らげてくれる。
まさにムードメーカー。
不人気、だなんて揶揄われてはいるものの、ひそかに彼を好いている人は多いのだ。
.....私と同じように。
でも、本当に気に入らないのはここから。
今、私とシャオロン隊長は本部の医務室にいる。
つい最近の戦争で私も、隊長も、そこそこ大きな怪我を負ってしまったのだ。
戦争の結果はもちろん勝った。
ウチの国が負けるわけがない。
相手の国がいかに姑息な手段を使おうとも、考えうる限り最も少ない被害で済んだはずだ。
隊長の怪我は少し予想外だったけれど。
私も隊長もベッドで安静にしていろとのことだったので、銃や剣の稽古だって出来ないし、外の景色を見に散歩に行くことすら出来ない。
つまり、寝るしかない。
それってとっても、退屈。
退屈すぎておかしくなりそうだ。
1日でも早くこのベッドとおさらばしたい。
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作者名：軍パロを愛する連合軍
x他11人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2020年6月1日 12時
