何度だって告白を (ページ40)

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【エイジ】

みんなで夕飯を食べてるんだけど、なぜかみっくんが調子に乗ってお酒を飲んでる。

み「編集が終わったから！疲れたの！」

要するにそういうことらしい。
だけどこいつお酒弱いじゃん。介抱するのは俺らなのになーなんて思いつつ、みっくんがお酒を飲むことなんてあんまりないから今日くらいいいかと思ってた。

そ「ツリメさん寝てない？」

り「寝てるね」

『起きないとこのままここで朝迎えちゃうんじゃない？』

そ「どうする？放置する？」

『いや風邪ひいちゃうから起こそう。みっくん、起きてー朝だよー間違えた朝じゃない笑』

り「完全にいつもの癖だね笑」

『ふふ、もーみっくん起きてよ』

するとみっくんは目を覚ました。寝ぼけているのかずっとAを見つめて動かない。

え「いや何この時間」

そう言った時だった。完全に油断してた。
みっくんは酔うとキス魔になるんだった。
Aに近寄る。やばいと思った時には体が動いてて、すぐみっくんとAの間に入った。

運悪く俺がほっぺたにキスされる羽目になったんだけど、Aがされるよりは断然マシだ。
みっくんはまたそのまま寝てしまって、安堵のため息。みんなも焦っていた顔が緩んだ。

え「…おえー」

頬を擦る。

そ「バカ焦ったんだけど」

り「やばいとは思ったけどえいちゃんよく止めに入れたね」

え「俺も焦ったから。A大丈夫？」

『大丈夫。焦ったのは焦ったけどね？』

そ「もし止められなくて初めてがみっくんになったら気まずすぎる」

り「ほんとだよ。ありがとえいちゃん」

『私からも。ありがと』

え「うん」

Aの初めてがみっくんになったら。
それは本気で許せないかもしれない。
だから多分本気で止めに入れたんだ。犠牲になったのが俺のほっぺただけでよかった。

Aは大丈夫かな。絶対びっくりしたよな。
ていうかもともとみっくん酔ったらこうなるんだから最初から気を付けておけばよかった。逆に今までないのが奇跡だ。

そ「今度からみっくんがお酒飲む時は両サイド男にしようかね」

り「絶対その方がいいよ」

そ「ほんと世話焼ける！だし俺らもうっかりしてた」

ほんとに気を付けないと。
せめてAが誰かとキスをするまでは。