何度だって告白を (ページ3)

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そ「はいどうも！アバンティーズのそらちぃと」

り「リクヲと」

つ「ツリメと」

え「エイジです！」

今日もまた始まった撮影。
私は動画には一切出ずに裏方で編集をちょいちょいやったりしてるだけ。
だから撮影中はできるだけ音を立てずにひっそりと過ごす。

今日はなんの企画かなーなんて、一人の視聴者として撮影現場をわくわくしながら見ているのだ。
私だけが見られる特等席。優越感すごい。

みんなが撮影している間に家事をパパッとやっちゃおう。掃除と洗濯くらいはできるかと思ったけど撮影中は大声を出すこともあるから窓を開けられない。だから掃除は無理か。今できるのは洗濯くらい。

洗濯機を回している間は撮影を眺める。
みんながチラッとこっちを向くから口パクで「見るな」と言いつつ笑ってしまう。

そ「よし！終わり！」

え「いいよーA喋って」

『今日はいつもより早いじゃん終わるの』

つ「スムーズだったねえ」

り「時間あるしどっか行く？」

え「いいじゃん。どこ行く？」

そ「姫決めていいよ」

『誰だよ姫って』

そ「Aでしょ」

つ「そうでしょ」

『みっくんかと思った笑』

つ「違うわ！」

『んーじゃあ普通にどっかショッピングモールとか行きたいかなあ。変装してよねちゃんと？』

そ「変装した方が変にオーラ出てバレやすくない？」

『だけど五人の団体行動は目立つよ。そういえば今日そら以外のみんな用事は？』

え「用事？」

そ「あー！A！じゃあ俺と二人で行こ！」

つ「なんで俺も行きたい！」

そ「今日Aを予約したのは俺なの！二人で飲みに行く予定だったの！」

え「あ、そうだったの？」

つ「珍しいね二人でなんて」

そ「そう。たまにはいいかなと思って。だから今日は俺がAをもらう」

り「かっこい～」

結果そらと二人で買い物に行くことになった私はちょっとお洒落をして家を出た。
ショッピングモールで服を眺めているとふと目に入った眼鏡。

『これりっくんにいいかも』

そ「可愛い。絶対喜ぶじゃん」

遊び心あるデザインに惹かれて眼鏡を手に取りレジへ向かった。喜んでくれるといいなあ。