何度だって告白を (ページ14)

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【エイジ】

つ「それで今日は、四人ともAに手紙を書いてきました」

こんなの照れくさすぎる。大丈夫かな？まともに想いを伝えられるかな、俺。

『なにそれ嬉しい！』

つ「じゃあ読むよ？泣くかもよ？」

『泣かないよ笑』

つ「Aへ。誕生日おめでとう！いきなりだけど大好きだよ」

『え！きゅんってした！』

つ「へへ、Aと出会えて良かったし、一緒に住めて幸せ！いつも助けてくれてありがとう。ずっと面白くて話しやすくて笑顔の可愛いAでいてね。22歳おめでとう。今度は俺とも二人で飲みに行こ！ツリメより」

『みっくんらしくて好きだなあ』

り「次僕ね。A、誕生日おめでとう。大好きなAとバカ笑いしながら毎日を過ごせるのが本当に幸せです。Aはいつも僕に好きなところを言ってくれるいい子で、アバンティーズには正直勿体ないとか思うほど完璧なんだけど一緒にいてくれてありがとう。今度お揃いの眼鏡でも買ってこようかなー。リクヲより」

次は俺だ。みんな素直すぎるんだよな。正直に想いを伝えすぎてる気がしなくもないがまあいいや。
こいつら全員Aのこと好きすぎるんだよ。

え「A、誕生日おめでとう。アホで明るくて感情が表に出過ぎてるけどそれだけ真っ直ぐで嘘のない人柄なんだろうなと思ってます。A以外にここの住民は務まらないと思う。表舞台に出るのは俺たちだけだけど、Aも才能があってすごい人だと思うから誇りを持ちましょう。ずっと養うんでここにいましょう。以上ですエイジより」

『最後雑じゃない？』

え「別にー？」

そ「はい、そらでーす。Aへ。誕生日おめでとう！ほんと大好きだわお前のこと！こんな風に気兼ねなく好きとか言えるのもAだけだし普通そんなのおかしいけどさ、それでもやっぱ友達として惹かれるところが多すぎてやっぱAはすげえよ。やらせたらなんでもできるし？なのに絶妙に自分に自信もないし。もっと威張っていいんだよ。Aは俺たちが認めた女なんだから！てことでこれからもよろしくね！そらより」

『わー…みんなありがとう』

つ「感動した？」

『自分愛されすぎじゃない？幸せすぎて悪いことが起こらないか不安だよ』

そ「俺らがいる限り不幸も幸せになるから大丈夫」

みんなAのこと好きとか大好きとか簡単に言うけどなんでそんなことできるんだろう。
逆にどうして俺はできないんだろう。

簡単に言ったらいけないような気がしてしまう。