検索窓
今日:14 hit、昨日:1 hit、合計:10,743 hit

99 ページ9

祭りの日から1週間経った。

なんとか、私の気持ちは梨花と緑間くんにバレていないようである。

今までもこんな風に、好きな人に対する思いをひた隠しにしてきたが、今回は特に辛いような気がする。

たぶん、無意識のうちに彼に惹かれていたからだろう。

これまでは誰かに言われる前に、自分の気持ちを察し、抑え込んできた。でも、今回は高尾くんに言われて、緑間くんへの想いに気づいた。
だから、余計に意識してしまっているのかもしれない。

ちなみに、高尾くんにはあの日から、緑間くんに関することは何も言われていないし、何も聞かれていない。
今週は、彼は私よりも梨花に興味があるみたいだった。

というと語弊があるというか、まあ元々彼は梨花のことが好きだったからなあ。
今まで、私たちの前では顕著だったが、梨花にバレない程度だった。しかし今週は「バレるだろ、それ……」ぐらいの距離感だったのである。

私としては、これ以上高尾くんに深入りされなくて嬉しいから何も言わなかった。
まだたぶん封印しきれてないし、ボロが出てしまいそうだったから……。

だからなのか、今週は心身の疲労がひどい。ようやく土曜日になって休みが来たから、本当に助かった。
梨花も緑間くんも、高尾くんも今日は一日中部活だし、何も考えずにいられるだろう。

そして、私はそろそろ限界を迎えてしまいそうな身体を休めるため、布団で寝たり、ピアノを弾いたり、本を読んだりなど、趣味に没頭し、彼らのことを考えないようにして1日を過ごしたのだった。

100→←98



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
設定タグ:黒バス , 緑間真太郎 , キセキの世代   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆう(プロフ) - めちゃくちゃ大好きな作品です…、嫌い者同士がいつの間にかお互いを意識し出すという私の性癖にぶっ刺さりの作品でした…。終わってしまったのが悲しいぐらい作者さんの緑間が大好きでした。素敵な作品をありがとうございました (11月9日 8時) (レス) id: da835a1297 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - 緑間よ、早よ告れ。そして鈍感にも程があるぞ。 (2022年6月11日 15時) (レス) @page35 id: a070048203 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぷよぷよぷよん♪ | 作成日時:2022年5月25日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。