新居 ページ5
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side S.I.
作間と瑞稀くんと一緒にAちゃんの新居へと向かっている俺ら。
道中は全員が無言。
きっと、今日のことを考えているんだろう。
俺も企画書を渡された時からずっと考えていた。
けど、全然答えなんて見つからない。
俺も悔しいけどそれには比にならないぐらい悔しいと思っている人はいる。
正直、衣装合わせの場に髪を切って現れるなんて誰も思ってなかったと思う。だからこそ、きっとなにかの覚悟をしたはず。それは想像がつく。
今だってAちゃんをひとりにしないように、っていう優斗の配慮だと思うし。
未だに誰も話す気配が無いまま乗っていたタクシーが止まる。
顔を上げた先にはとあるコンビニがあった。
料金を払い、3人揃ってタクシーから降りる。
作間がこっちかな、と先導し、2分ほど歩いた先にあったマンション。
セキュリティがしっかりしている正直普通の大学生では住めないようなマンションに改めて自分たちの立場を考えさせられた。
作｢ここの11階だって。｣
作間がエレベーターに乗り込み、着いていく俺と瑞稀くん。
11階の角部屋の前に立ち、鍵で扉を開ける。
先に入るふたりに続き、部屋の中に入ると想像してたよりも立派な部屋だということに気付く。
瑞｢…すげぇな、あい。｣
作｢いいとこ住んでるね…なんか立派すぎてムズムズする。｣
キョロキョロしながらも迷わずソファに腰掛ける瑞稀くん。それに反して挙動不審の作間。
俺はそんな作間を横目にラグの上に腰をおろす。
テレビの横にある棚を見れば数々の写真が飾られていた。
『俺らの写真、多いな。』
瑞｢だな。俺らはいつまで俺ららしく居れるのかな。｣
瑞稀くんがぼそっとそう呟いた。
俺は何も言えなかった。
挙動不審だった作間が俺らの見ていた写真を手に取る。
真剣な眼差しで写真を見ながら
作｢……ずっといれる。いる未来しかないよ。｣
と力強く言った。
こういう時、作間の言葉は俺を救う。
『てかさ、この写真懐かしくね？』
瑞｢みんな若すぎるよな。｣
作｢俺が加入した時の写真だね。｣
瑞｢この4人って確かあいの幼なじみたちだっけ？｣
『うわ、改めて見るとまじで整ってんなぁ。カースト一軍じゃん。』
写真を見て盛り上がり、写真の思い出話に花を咲かせてた時。
買い出しに行ってた3人が帰ってきた。
部屋に入ってくるや否やテンション爆上がりの優斗にそれを見守るように笑うはしもっちゃんとAちゃんがそこにはいた。
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くれいじー。(プロフ) - ｶﾘﾝさん» コメントありがとうございます。そしていつもご覧頂いているようで本当にありがとうございます。少し書き直しをしていたため、パスワードを公開しておりませんでした。作品紹介ページの最後にパスワードのヒントを記載しております。そちらからよろしくお願い致します。 (2021年3月3日 23時) (
レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのまた、パスワードをかけないことは難しいのでしょうか？本当に大好きな作品なので続編を早く見たいです。お手数をおかけいたしますがご対応よろしくお願いいたします。長文失礼しました。 (2021年3月3日 23時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのですが、パスワードは本当に作間君の呼び方と夢主の誕生日なのでしょうか？開かないため続編を読むことが出来ません。なのでパスワードを変えたのであればそちらを教えて頂きたく思っています。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれいじー。 | 作成日時：2021年1月15日 2時
