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嶺｢俺らの問題だ、とか思ってる？｣
嶺亜の言葉が図星だった。
俺は何も言えずただ俯く。
嶺｢確かにあいは瑞稀たちのグループかもしれない。けどね。俺らの大事な仲間でもあるんだよ。｣
嶺｢女の子だから大事に思うわけじゃなくて同じ夢に向かって切磋琢磨し合う仲間だからこそ、大事に思ってるの。｣
琳｢琳寧もそう。同い年で一緒に頑張って来た仲間だから大好きだし、何かあるなら支えになりたい。｣
本｢俺らもAにはかなり助けられてるから。もちろん、無理強いはしないよ。ただ、瑞稀がひとりで考えて考えて迷ってるなら俺らも力になる。｣
3人があいのことを考えていて、それに加え俺のことも考えてくれていることがひしひしと伝わった。
『ごめん、詳しいことは俺から話せることではない。』
嶺｢そっか…。じゃあ瑞稀はさ、どうしたい？俺らはどうしたらいい？｣
『俺は……』
俺はどうしたいんだろう。
あいと優斗のギスギスした今の状況を元通りに出来ればそれでいいのか。
いや、それじゃ絶対に解決出来ない。
だからといってあの監督に直談判も出来ないし、滝沢さんに言うことも今の俺たちじゃ無駄だと思う。
1度はバラバラになってしまった俺ら。
それがまとまり始めたのに……。
またバラバラになんてなりたくない。
俺はここしか生きる場所がない。
HiHi Jetsは6人じゃないと。今の俺らじゃないとダメだ。
どうしたらいいのか俺にはひとつしか答えが浮かばなかった。
『俺は…、俺でいたい。』
嶺｢うん。｣
『あいのダンスはJrでも随一だと思うし、両声類だって人間誰しもがなれる類じゃない。あいだから身についたことだし、あいの努力があったから身についた能力だ。』
『だからあいもあいでいて欲しい。』
嶺｢瑞稀、それは伝えないと…だよね？｣
『うん。』
だかさんの携帯に一通の着信音。
それを見ただかさんがふんわりと微笑んだ。
本｢瑞稀、如恵留くんからはしもっちゃんがA｣ん家向かったって連絡来たよ。｣
『……ごめん、今度金渡す。』
俺は荷物を抱え、店を出た。
店前の通りはいくつもの車が行き交っている。
タクシーも割と通っているのに何故か全て表示灯が空車のものが見当たらない。
『……くそっ！』
タクシーがなかなか捕まらなくてそこから走り出す。
携帯を取り出してはしもっちゃんの連絡先を出し、電話をする。
あっちも急いでいるのか応答がなく、携帯をしまいあいの家へと急いだ。
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くれいじー。(プロフ) - ｶﾘﾝさん» コメントありがとうございます。そしていつもご覧頂いているようで本当にありがとうございます。少し書き直しをしていたため、パスワードを公開しておりませんでした。作品紹介ページの最後にパスワードのヒントを記載しております。そちらからよろしくお願い致します。 (2021年3月3日 23時) (
レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのまた、パスワードをかけないことは難しいのでしょうか？本当に大好きな作品なので続編を早く見たいです。お手数をおかけいたしますがご対応よろしくお願いいたします。長文失礼しました。 (2021年3月3日 23時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのですが、パスワードは本当に作間君の呼び方と夢主の誕生日なのでしょうか？開かないため続編を読むことが出来ません。なのでパスワードを変えたのであればそちらを教えて頂きたく思っています。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれいじー。 | 作成日時：2021年1月15日 2時
