. ページ38
_
side Y.T.
作｢最後は優斗。話そう。｣
俺…、いや、まずはごめん。
この間。Aが検索してた画面、たまたま見ちゃって。
その時、もう俺どうしたらいいのかわからなくて。
Aのこと避けてた。
きっとそれが伝染して、最近の俺らの不協和音が生まれたんだと思う。
ずっと考えてた。
本当にAが男になりたくて、自分自身が生活している性と心の性が不一致して苦しんでるなら止めることは出来ない。
けど、仕事のため。俺らのため。自分が苦しまないため。
そのために女を捨てたいと思ってるなら俺は全力で止める。
AはAでいて欲しい。
女だからって差別されて、Aだけの仕事が減るなら俺だって断る。
Aだけが省かれる仕事なら俺は受けたくない。
もちろんAがその決断を俺らにさせたくない。
仕事を取捨選択させたくない、その気持ちは分かってるけどさ。
Aの存在が俺らにどれだけ必要なのか、それをわかってほしい。
俺らは女であるAも含めてHiHi Jetsなんだよ。
認めるな。
女である自分を否定するな。
その否定はお前のことを認めてる俺も俺ら5人も、ジャニーさんのことも否定してるってことなんだよ。
俺はこの先もずっと藍染Aとシンメであり続けたい。
お前自身がお前を否定して、捨ててしまったら俺はどうしたらいい？
俺も俺を捨てるよ。
Aが俺らに人生預けたように、俺もAに人生かけてるんだよ。
MVだってさ。
俺らの俺ららしいMVにしようよ。
HiHiらしいMVにしようよ。
立場上のこともあるよ。
けどね、立場よりも俺はお前が大事なんだ。
わかってよ。
俺も
瑞稀くんも
はしもっちゃんも
ガリさんも
作ちゃんも
藍染Aが男になることを望んでるんじゃない。
認めさせよう。
この世界に、藍染Aという存在を。
無理するだけが最年長じゃないんだよ。
頼るのがメンバーなんだ。
悔しいなら悔しいって声に出せ。
嫌なら嫌って声を出せ。
やりたくないことを求められたらまず俺らのことじゃなくて自分の気持ちを大事にしろ。
俺らが伝説になるためにお前はお前でいなきゃ誰も得はしない。
A、これからはちゃんと自分を大切にしてよ。
頼むから。
『俺はこの先も、今のままでいたいんだ。』
『絶対に。お前を失いたくない。』
俺は泣いているAを抱きしめた。
『Aの本当の気持ち、教えてよ。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くれいじー。(プロフ) - ｶﾘﾝさん» コメントありがとうございます。そしていつもご覧頂いているようで本当にありがとうございます。少し書き直しをしていたため、パスワードを公開しておりませんでした。作品紹介ページの最後にパスワードのヒントを記載しております。そちらからよろしくお願い致します。 (2021年3月3日 23時) (
レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのまた、パスワードをかけないことは難しいのでしょうか？本当に大好きな作品なので続編を早く見たいです。お手数をおかけいたしますがご対応よろしくお願いいたします。長文失礼しました。 (2021年3月3日 23時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのですが、パスワードは本当に作間君の呼び方と夢主の誕生日なのでしょうか？開かないため続編を読むことが出来ません。なのでパスワードを変えたのであればそちらを教えて頂きたく思っています。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くれいじー。 | 作成日時：2021年1月15日 2時
