. ページ37
_
side R.S.
猪｢次…作ちゃん話す？｣
俺は…俺はずっとAちゃんの存在が支えだった。
俺のせいでHiHiがバラバラになりかけた時、真剣に怒ってくれて泣いてくれて。
あぁ、俺はAちゃんに対して、みんなに対して本当にHiHiの名前に泥を塗ってしまった。
そう感じた。
Aちゃんを前に泣くのはいつも俺だった。
Aちゃんなら弱い姿を見せることが出来た。
本当のきょうだいみたいに。
Aちゃんの隠し事にはいつも気付いてたと思ってた。
俺が過保護だって、Aちゃんはよく言うね。
俺が過保護だって、皆もよく言うよね。
最近は風の噂で関西Jrにも俺が過保護だって言われてるらしいし…
ファンの子にも言われてるよ。
でもね、過保護にしているわけじゃないんだよ。
大事なの。
とってもとっても大事なメンバーなの。
ほかのメンバーもさ、大事なんだけどさ。
みんな何かあったら言ってくるし。
言いすぎると俺ら喧嘩になっちゃうからさ。
その点、Aちゃんは何も言ってこないから。
ならその分少しでも変化に気付ければいいかなって。
Aちゃんをいつも見てよう、って思ってたんだ。
なのに、俺は気付けない。
いつもいつも…はしもっちゃんや優斗は気付く。
俺の方が一緒にいるはずなのに。
悔しい。
ずるい。
苦しい。
俺の
モヤモヤ〜って。
いつもそうだった。
けどね、Aちゃんはいつもね。
｢りゅうがいるから私は幸せだよ。｣
｢りゅとがいつも近くにいてくれるからね、頑張ろうって思えるよ。｣
｢さく！！笑わせんな！！｣
…ってね、いつも俺のぐるぐる〜モヤモヤ〜っていうやつをいつもしゅって消してくれるんだよ。
AちゃんがAちゃんでいてくれるから
俺は俺でいれる。
AちゃんがAちゃんでいてくれるから
俺たちは俺たちでいれるんだ。
ずっと、普通の生活が出来ればいい。
そう思ってたけど。
HiHiの夢が俺の夢になったから。
HiHiのために俺は生きる。
けどね、それはね、AちゃんがAちゃんでいることが一番大事。
どんな逆境でも俺は6人が6人で6人らしくね。
6人らしく一緒にいたいんだ。
ずっとね、一緒にいたい。
『…無理させて、ごめんね。』
Aちゃんの手をぎゅっと握る。
少しだけ、少しだけ、Aちゃんの目に涙が見えた。
『最後は優斗。話そう。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くれいじー。(プロフ) - ｶﾘﾝさん» コメントありがとうございます。そしていつもご覧頂いているようで本当にありがとうございます。少し書き直しをしていたため、パスワードを公開しておりませんでした。作品紹介ページの最後にパスワードのヒントを記載しております。そちらからよろしくお願い致します。 (2021年3月3日 23時) (
レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのまた、パスワードをかけないことは難しいのでしょうか？本当に大好きな作品なので続編を早く見たいです。お手数をおかけいたしますがご対応よろしくお願いいたします。長文失礼しました。 (2021年3月3日 23時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのですが、パスワードは本当に作間君の呼び方と夢主の誕生日なのでしょうか？開かないため続編を読むことが出来ません。なのでパスワードを変えたのであればそちらを教えて頂きたく思っています。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くれいじー。 | 作成日時：2021年1月15日 2時
