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「わ、」久しぶりだな、
一年ぶりくらいの鎌ヶ谷で、去年お兄ちゃんのことを追いかけて通っていたことを思い出した。
?「あれ、Aちゃんじゃない」
通いすぎて顔見知りになった受付のお姉さんが私に気づいてくれた。
「お久しぶりです」
受「一年ぶりね、」関西の大学生でしょ?
「そうです、」今日はちょっと用があって。
すこし会話をして、チケットを貰い、楽しんできて、と声を掛けられ球場の中に入った。
(あれ、今日は調整メニューだっけ、)
球場の席に座ってグラウンドを見ると、もう試合は終わっていて、各々練習を始めていた。
「…あ、いた」
その中に、外野辺りでランニングしている翔平を見つけた。
練習はしばらく終わらない様子だったので、久しぶりの鎌ヶ谷を堪能して待つことにした。
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翔平目線
投手としての練習もひと段落着いて、休憩しようと、ベンチの方へ向かう。
…今日はやけに人が多い気がするな、
なんていつもは気にしない客席の方に目を向ける。
大「 、」
いた。間違いなくAだ。
どうして、という言葉が頭の中でぐるぐるする。
Aは少し寒そうに内野の練習を見ていた。
はや足でAの方に歩いていく。
すると僕に気が付いたようで、笑顔で手を振ってくれた。
大「(来てくれたの)」
口パクで話しかけてみる。
「(うん、)」
頷いてくれただけ、それだけで、本当にうれしくなった。
大「(あとで)」
Aの顔を見てほっとしてしまったけど、まだ練習があることを思い出し、
気を引き締めなおした。
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kr1y6(プロフ) - ゆうなさん» お久しぶりです!!ありがとうございます("⌒∇⌒")ご期待に沿えるように頑張ります! (2017年12月17日 1時) (レス) id: fc44881dfb (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - 続編読めて本当に嬉しいです!これからも応援してます(*´∇`*) (2017年12月2日 21時) (レス) id: b2978f7cfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanami | 作成日時:2017年11月29日 20時