Lain is Love 〜VIXX LEO〜

23 ヒョンとヌナとソンベと夢　〜サンヒョク〜 ページ23

「びっくりしたぁ...」

バイトを終えて暗い夜道を歩きながら
店長に貰ったコーヒーを飲む

にしても、ヒョンにバイトがばれちゃうのは困ったなぁ


問題はヒョンじゃなくてAヌナなんだよなぁ


「ただいまー...って誰もいないか」

高１で親元を離れて
もうすぐ1年住んでいることになるアパートのドアを開ける


本当はヌナに
「私の家に住ませる！」
って言っていたけど、そこまではしてもらえないから
ダンス教室に近いアパートに住んでいる


「いつばれるかな...
ばれるとめんどくさいんだよなぁ」




『私が一人前にしてやる！
　それまで働くな！
　ダンスと勉強に打ち込んでろ！』

僕がダンスを始めた中１の時
まだヌナがアルバイトとしていたダンス教室に通っていたときだった

この時から僕はヒョンとヌナを慕っていて
なぜか相談もするようになっていた


その日もダンス終わりに、椅子に座って相談をしていたら
いきなりヌナが立ち上がって言ったんだっけ


それが今のダンス教室につながるわけで



だから、バイトはしちゃいけないことになっているんだけれど

花屋のほうもばれちゃうだろうし
もう言ってしまおうかな...


でも、僕にはやらなきゃいけない理由もあるわけで


「よし、明日はダンスだ
　早く寝よ」

ふうっとため息をつくと
僕とヒョンとヌナとソンベが写っている写真に目を写した


初めて4人でダンス大会に優勝したときの写真だった

あの頃は、まだヌナとヒョンには仕事があまり来なくて
4人でダンスに没頭していたっけ

「ソンベ、戻ってこないかな」

それだけつぶやくと
ベッドに入った

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