18 相談 〜テグン〜 ページ18
それから僕は、ジェファンさんのところの事務所の練習生として入った
でも、僕はもう25歳
ほかの人たちはみんな学生だから
そこに一人でいるのは少し無理があったし
自分の仕事もあるから、事務所まで通うのも大変だった
「どうしようか...」
「僕はできる限りテグンヒョンに協力するけど
さすがに服作りは無理かな」
「僕も、学業が忙しくて...」
だからといって、ホンビンとヒョギに全部任せるなんてもってのほかだった
ホンビンは本職の方が忙しくなってきたみたいだし
ヒョギも、もうすぐダンサーとしての仕事を入れてくれるぐらいの実力になったそうだ
「とりあえず、Aにも相談してみる...」
「ごめんね、ヒョン
いい恩返しもできずに...」
「ヒョギ、気にしないで」
椅子にきょとんと座っているヒョギの肩を叩くと
僕は奥の作業場へ行った
毎日積み上がっていく、依頼の山
簡単なTシャツから、ドレスまで
この店を始めて2年経つけれど、よくやってこれたと思う
ため息をついて作業に取り掛かる
別にこの仕事は嫌いじゃない
服を作るのはとても楽しいし、ストレス発散にもなる
そして、取りに来るお客さんの笑顔を見ると、本当にやってきてよかったと思う
「がんばろう...」
今日も一日、作業台に集中して、仕事を始める
仕事を終えて、とぼとぼとAの家へ向かう
歩いて20分ぐらいの道
最近はこの道を歩くのが大好きになってきた
明かり一つない家のドアに、鍵を指して、まるで自分の家のように入っていく
電気をつけて、僕が真っ先に向かうのは冷蔵庫
「食材はあるな...」
一通り食材を確認し、自分の部屋に向かい着替えていると
いきなり携帯がなった
「誰?」
そう思いながら、携帯を手にとると、
そこには「A」の文字があった
そういえば、つい先日、連絡先を交換したんだ
『もしもし』
『テグン今日ご飯作らなくていいよ』
『どうしてですか?』
元ホンビンの服を着ながら通話をする
ホンビンの服、意外とピッタリなんだよなぁ
『相談あるの
というか、そっちもあるでしょ?』
『はい』
『それでさ、私とハギョンともう一人で、会議しようと思って
じゃあ、20時半には家の前にいるから』
『え...』
僕の返答も聞かずに電話は終わりの音を流していた
時計の針は、19時半を指している
さて、あと一時間どう過ごそうか
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すん姫 - ユウリさん» お返事遅くなってすみません。私自身も小説書き始めて名前をまた変えさせて頂きました笑 更新これからも頑張ってくださいね。いつでも待ってます^^元、HaNeulでした。 (2016年2月28日 20時) (レス) id: d59b00d7ae (このIDを非表示/違反報告)
ユウリ(プロフ) - HaNeulさん» お久しぶりです たくさんコメントしてくださったのに.... 更新が遅く申し訳ありません (2015年11月16日 18時) (レス) id: 693efd31b4 (このIDを非表示/違反報告)
HaNeul - バイト、ばれたらまずそうwwヒョっくん、ばれちゃだめだ!!wお久しぶりです、HaNeulことユク・ハヌルですw覚えてますか?w (2014年12月20日 20時) (レス) id: c9ca713a15 (このIDを非表示/違反報告)
HaNeul - そりゃぁキスは恥ずかしいでしょ!^^ (2014年12月14日 20時) (レス) id: c9ca713a15 (このIDを非表示/違反報告)
HaNeul - 更新待ってます!頑張って!^^ (2014年12月7日 19時) (レス) id: c9ca713a15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウリ x他1人 | 作成日時:2014年10月24日 21時