15 涙と友達と歌手 ページ15
「ごちそうさまでした」
ご飯を食べ終わり、いつもの様に食器を片付けると
テグンは私の手を引っ張ってソファーに座ると、顔を向けた
「...ホンビン好き？」
「え...」
「忘れられない？」
私の心が全部見えているかのように
彼は言葉をぶつけてきた
私はただ単に頷くしかなかった
だけど、今更こんな話を聞くなんてどういうことなんだろうか
ポロポロと流れる涙を必死に拭きとっていると、長い腕が私の顔を包んだ
「え...」
「泣こう
大丈夫だよ
僕がいるよ」
ホンビンとはまた違う暖かさを感じたからだろうか
それとも、私が彼をすきだからだろうか
私は胸に飛び込み、シャツをびっしょにしょにしてしまうほど泣いた
こんな迷惑な私を彼は静かに抱きしめていてくれた
愛しいホンビンの顔が少しづつ薄れていく
「っっく、あ...りが...と」
「外...でよ」
今さっきのハキハキとした声はもうなくなって、いつも通りの弱々しい声にもどった
私を連れてってくれる手は、ちゃんと離せないように、指が絡んでいた
近くのコンビニに行き、アイスやおでんをを見ていると、後ろから私の名前を呼ぶ声がした
「あれ、A？」
「え？」
振り向くと、私の友だちがいた
「あれ、ジェファン、なんでここに！？」
「お前こそなんでいるんだよ！
お〜！」
私はテグンの手を離すと、真っ先にジェファンに飛びついた
「歌手になって会えないと思ったら、ここに帰ってきたの？」
「うん、少しね」
ジェファンは私がダンサーになると同時に歌手になって
今は、人気の歌手だ
テグンはテンションの高い私に近づくと、肩をたたいた
その目は、まるでスターに会った少女ファンの目だった
「本当のジェファンさん...？」
「そうだよ、もしかして、ファン？」
「ファンですか！？
嬉しいです〜！」
ジェファンは誰とでも仲良くしようとするから
すぐにテグンを抱きしめた
テグンの顔は真っ赤になっていてトマトのようだった
「僕、歌手に...なりたくて...
それで、ジェファンさんの、歌が...好きで」
「お、歌手希望！？
じゃあ,僕の事務所にきなよ！」
またいっそうテグンの眼が光る
そして、満面の笑みを浮かべた
その表情に、私の心がなぜか飛び跳ねた
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すん姫 - ユウリさん» お返事遅くなってすみません。私自身も小説書き始めて名前をまた変えさせて頂きました笑 更新これからも頑張ってくださいね。いつでも待ってます^^元、HａNｅｕｌでした。 (2016年2月28日 20時) (
レス) id: d59b00d7ae (このIDを非表示/違反報告)
ユウリ(プロフ) - HaNeulさん» お久しぶりです たくさんコメントしてくださったのに.... 更新が遅く申し訳ありません (2015年11月16日 18時) (レス) id: 693efd31b4 (このIDを非表示/違反報告)
HaNeul - バイト、ばれたらまずそうｗｗヒョっくん、ばれちゃだめだ!!ｗお久しぶりです、HaNeulことユク・ハヌルですｗ覚えてますか?ｗ (2014年12月20日 20時) (レス) id: c9ca713a15 (このIDを非表示/違反報告)
HaNeul - そりゃぁキスは恥ずかしいでしょ！＾＾ (2014年12月14日 20時) (レス) id: c9ca713a15 (このIDを非表示/違反報告)
HaNeul - 更新待ってます!頑張って!＾＾ (2014年12月7日 19時) (レス) id: c9ca713a15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウリ x他1人 | 作成日時：2014年10月24日 21時
