切なさを抱きしめて…[Yuta.K]② (ページ30)

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海｢ねー、廉は？

トイレ行って結構経ってるけど。｣

『ちょっと様子見てくるわ。』

もしかしたら

ファンに捕まってるんじゃないかと

少し不安になりながらトイレに向かうと

そこには廉と女の子の姿。

一方的に絡まれてるようには見えない…

『廉くんナンパですか～？』

廉｢わっ、じん！？｣

ちょうど廉に隠れて見えなかった

女の子に視線をやれば、

『あ、噂のAちゃんだ。

2人で何話してたの？』

｢いろいろ…？｣

『えー、二股？(笑)

岸くんにチクっちゃお～っ♪』

冗談で言ったつもりなのに

本当に岸くんにチクられると思ったのか

“どうしよう”って慌てるAちゃん。

廉｢じん、あんまからかうなよ(笑)｣

『ごめんごめん(笑)

別にチクったりしないから、ね？』

｢うん、ありがとう。｣

廉｢じゃ、また後で連絡するわ！｣

｢分かった！｣

廉｢ほら、じんも行くぞ～！｣

『またね、Aちゃん！』

｢ばいばい！｣

なるほど、あれがAちゃんね～。

コンサートの時は一瞬しか見えなかったけど

たしかにめちゃくちゃ可愛い。

そりゃ、岸くんも一目惚れするわ(笑)

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