お も わ せ ぶ り . REN

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『 え… 』









そんなことサラッと言っちゃうの反則だよ。

おかげでこっちはどんだけ胸が熱くなることか！









「 何止まってんねん。はよ歩け短足 」


『 は…！？短足って…ひどっ！ 』


「 本間のことやん 」


『 サイテー。永瀬なんて知らない 』


「 怒んなよ、飴ちゃんあげるから 」


『 いらんわ！ 』









生意気な永瀬に腹が立つけど、

待っててくれたことがやっぱり嬉しくて、

頬が緩みそうだから永瀬の後ろを歩く。









部活終わりなはずなのに、

朝と変わらずいい匂いさせてるし。









「 なぁ 」


『 … 』


「 なぁって 」


『 …。 』









「 A 」









『 へ… 』









「 ちょっと寄り道しよ 」









『 う、うん 』









今…、Aって言った…？









言ったよね…！？









やばい…、嬉しすぎる…









てか、今日の永瀬ヤバいくない…！？


待っててくれるし、名前で呼んでくれるし…！


だめだ…、更に顔がニヤケちゃう…！









「 おい、そっちちゃうわ！

はよこっち来い短足 」



『 …短足短足ってうるさいな！ 』

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