お も わ せ ぶ り . REN

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あれから1週間ほど経った。

周りは文化祭から受験モードに変わり

クラスの雰囲気が一気に変わった。









私も図書室で勉強するのが日課になっている。

図書室の窓際の席について、

グラウンドでサッカーをしている永瀬を見る。

相変わらず永瀬ファンが近くにいる。





永瀬のサッカーしてるところを見すぎて

全然勉強に集中出来ていない…。



進路についてもちゃんと考えなくちゃ






紫耀にも返事してないし…。

正直何が正解か分からないけど、

このままにしておくのは良くないし…。









でも考えても時間だけが過ぎていくだけだから

問題集に集中し、問題をとき続けていた。









日は落ちていて辺りは真っ暗になり、

再び紫耀の事を考えながら門を出た時、









「 おい 」


『 … 』


「 無視すんな 」









ぼーっとしてたから壁にもたれてる

永瀬に全く気づかなかった。









『 …なんでいるの？ 』


「 部活さっき終わったから 」


『 あぁ、そっか 、おつかれ 』









永瀬の前を通り過ぎようとしたら

何故か私の横を歩く永瀬…。









『 …誰か待ってたんじゃないの？ 』



「 佐藤待っててん 」



『 …なんで 』



「 図書室におるん見えたから 」

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