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序章前編 ページ1

今、私は電車の中にいる。
どうして、なんで、こんなことに。

2時間前
「はるちゃんは、彼氏とかいるの?」
『え?急にどうしたのよ。それと、あたしは、口調はこんなだけど一応男だからね?』
「そうだった、ついね、じゃぁ、彼女とかいるの?」
『そーね、今は、居ないわよ。』
「そうなんだぁ、あ、そろそろはるちゃん仕事じゃないの?」
『あら、ほんとだわ、ごめんなさいね。』
「いいのいいの、いきなりかけたの私だし、私の方こそゴメンね。」
『うん、じゃぁ、また今夜にでもかけるわ、じゃ、行ってきます。』
「うん、行ってらっしゃい。」
プッそう音を立てて電話は切れた。
私は、天野優紀、さっき話していたのは、ネ友でオネエのはるちゃん
私はまだ、はるちゃんにあったことはないけど声の質や話し方からして相当のイケメンで持てることがわかる。

それにしても……
ひまだぁぁー
まだ、早いかなでもどうせ混むだろうしね。
ちょっと早いけどコミケに行こう
そう決めて私は支度をして家を出た
私の家から駅まで約30分
少し遠いいがこの肥満体には、丁度いい。
「なんで、私って身長低いのに体重重たいのかな…
まぁ、いいやぁ」

そう考えているあいだに駅に着く。
改札を通り、ホームで待つ。
私は30分間も立つのがめんどくさくなり近くにあるベンチに座る
座ってしばらくすると1人の青年が私の隣に座った。
とても顔立ちとスタイルが整っており髪の毛は少し長めで目を引く存在だ。
ドキドキしながら、隣に座っているとあっという間に電車が来てしまった。
私は、顔を合わせないようにさっさと電車に乗る。

ドアの近いとこを陣取る。
それにしても、人、多いなぁ
やっぱり朝だから出勤かな
その時、お尻のあたりに違和感が這う。
誰かの手が私のお尻を撫で回す。
その瞬間体全体に悪寒が走る。
「あっ…やっだ…」
やっとの思いで出た声は電車の音にかき消される。
なおも男の手は止まらない
私は泣いていた、こんなこと初めてだ、自分は体型のことがあるから絶対にこういう事にあうことはないと決めつけていた。
次の駅までとても遠い。
どうすればいいのか分からなくなり、精神的にきつい状態にあった。
「ヒッ…ウッ…ヤッダ」
私の嗚咽の声で周りの人が気づく
誰か助けて…
だが、世の中は不条理である。
誰も助けようとはしてくれない、
あぁ、もう、ダメだ。
そう思ったその時

序章後編→



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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:霜月神無 | 作成日時:2018年8月12日 20時

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