61.花火 ページ18
oh…
善逸がヘラヘラしてる…
善「うふふ、可愛いねえぇ！！」
『え、あ、うん どうも』
性格逆転しとるやないかい
しかもさぁ、金魚すくいで袋いっぱいにつめちゃ駄目でしょ
金魚死ぬわ
あぁ、既に被害魚が…
善逸と金魚すくいをしたり、わたあめを分けたりしていると、通りかかったカップルがデカイ声で喋ってきた
カ女「きゃ〜！可愛いわね！」
カ男「…誰だ」
ピンクと黄緑色のグラデーションの髪の毛…
『蜜璃さんも来てたんですね！』
しかも浴衣！
そして隣の彼氏さん！ひいいいいいいいい
睨んでる睨んでる！！
『あ〜、素敵なカップルですね…』
伊黒「なっ…」
ん？
顔が紅くなって…
甘「わ、私達はまだ付き合ってないの」
あ、やべ
『へぇ〜、お幸せになってくださいね！』
伊黒「い行くぞ甘露寺！」
蜜璃さんが連れていかれようとしたとき、私の耳元でそっと呟いた
甘「二人きりで花火を見ると、その二人はずっと一緒に居れるんですって！」
『はへ…』
善「………」
うん、行かなきゃ駄目だよね
行きます
善「花火、見にいこっか」
『うん』
そっと手を握られ、歩いた
善逸と手繋ぐの久しぶりだな
無一郎とか炭治郎と色々あったしね
善逸に連れてこられた場所は、誰にもこなさそうで花火がよく見えるところ
じゃなくて、花火がほぼ見えないところだった
善「ほんとごめん…」
『あはは、善逸らしいね』
こういう少しドジなところも好き
木に隠れている花火を必死に見ていると、視線を感じた
横を見ると、善逸と目があった
いつもは叫ぶくせに、今日は真剣な眼差しだった
無言の長い時間が流れた
私達はお互い引き付けられるように顔を近づけた
その時、
プルルルルルル
電話がなった
よりによってこんな時に…
善逸にかかってきたみたいで、携帯をひらいた途端にものすごい勢いでとじた
そりゃ、バアアァァンン！！
って効果音がつくくらいに
きっと、くたばれ糞野郎さんなんだろう
もう一回電話がかかってきたけど、善逸はそんなのお構い無しに私に近づいてきて
今日一番の花火と共に、私と唇を重ねた
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ゆり - 完結おめでとうございます。めちゃめちゃ良かったです。これからも応募しています。頑張ってください。 (2021年10月16日 16時) (
レス) @page20 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
蝶凛 - 完結おめでとうございます！最近読めていなかったので完結していてビックリしました！はまj……ﾊｯ!元カノは最後の最後まで……カワイソウに笑笑 (2020年8月7日 12時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
こゆりんご - 皆さん完結してもコメントありがとうございます！大切なコメントがあまり消えてほしくないので、一人一人返せませんが、全部読んでます！ (2020年7月18日 1時) (レス) id: a622029ae5 (このIDを非表示/違反報告)
tsukkii - なんか変なことろで改行してあると思ったら…wこゆりんごさん、同感ですwwwそして、完結おめでとうございます！！文才がありすぎて憧れます！ (2020年7月14日 1時) (レス) id: 07dd23a091 (このIDを非表示/違反報告)
そやふが(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも楽しく読ませていただいてました！ (2020年7月10日 11時) (レス) id: 64fa9c51f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆりんご | 作成日時：2020年6月29日 22時
