日常の数分を。《東海》part3

part3 ページ22

私「んっ…？」

　さっきからガチャガチャ音がする

　てか、どのくらい寝たんだろ…

　手で回りを探ってみるとスマホの感触

　パッと画面を見ればふと部屋の変化に気付く

私「これ、鈴…？白い綿…」

　私の周りにはふかふかの綿とツリーにするような飾りが置かれていた

　「A」

私「え、てっちゃん…？今日帰れないって…」

て「目、つぶって」

私「へ？」

　言われるがまま目を閉じる

私「ぅっ…」

　まぶた越しでもわかる、部屋の電気がついた

て「A、目開けて」

私「えっ…」

パンパンッ！！

　「「メリークリスマス！！！」」

私「な…なん、え、は、？」

　目を開けた先にはきれいに飾り付けられた部屋と

　たくさんの料理と私好みのケーキが用意されていた

て「サプライズ！」

私「ウソっ…！！！」

　私の目からは涙がこぼれていた

虫「そんなにうれしかった？」

と「泣くほどww」

私「だって、最近みんなと一緒にいれなかったからっ」

ゆ「これの用意してたからねｗ」

私「ほんとみんな大好きっ！！」

虫「あ、てつや」

て「あっ！そうだった」

私「？」

て「はいこれ！」

私「何これ…」

り「俺たちからのプレゼント」

　小さな包みを開けると小さな箱が出てきた

私「これって」

　パカッと箱を開ける

私「っ…！すごく綺麗っ…」

　キラキラの宝石が付いた指輪だった

て「Aに似合うなって思って」

私「ありがとっ！皆ほんとにありがとうっ！！」

　私はさっと指輪を取って左手の中指にはめた

と「え、そこ？」

私「うんっ！良い対人関係、仲間ときずなを深めるって意味があるの！
　 今の私たちにはぴったり！」

　手を照明にかざす、角度を変えるたびにキラキラしてキレイ

虫「気に入ってくれた？」

私「もちろんっ！！！」

ゆ「お腹空いたしそろそろ食べよ」

私「うん！！！」



　そのあと楽しく会話して、おいしいご飯を食べて

　とても幸せな夜だった

　皆といれる、それだけで

　私にとっては最高のクリスマスプレゼントだ

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