水×青 続き ページ2
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つまるところ、あいつのことも照れさせたい。
この衝動に名付けるとすれば…「照れさせよう大作戦」といったところだろうか。
一応、彼氏の権限は握られていえども一応、年上としてのプライドはある。
しかし、照れさせるというのは意外と難しいもの。
俺が照れることを参考にしたって、それを平然とやってのけるのが彼だ。
それどころか、数倍にしてやり返してくる。
それでは意味がないのだ。
嫉妬させようと試みたこともあったが、ひどくお仕置きされた記憶しかない。
今回こそは。今回こそは、主導権を握ってやる。
そんな固い決意を胸に、彼が帰宅するのを待ちながら、「照れさせよう大作戦」の方法を考えるのであった。
壁にかかったモノクロな掛け時計の単身が、あれから一周しようとする頃。
青「遅い…」
遅い。あまりにも遅すぎる。
いくつか照れさせる方法を絞り出したにも関わらず、まだ彼は帰ってこない。
いつもなら数十分、長くても一時間はかからなかったはずだ。
窓の外をちら、と見れば、先ほどはなかった雪の道が現在進行形で作り上げられていた。
見通しの悪くなった視界。急に落ち込んだ気温。滑りやすい道。
最悪の可能性が、想像もしたくない可能性が、いくつも脳裏を掠める。
真冬にも関わらず、こめかみを一粒の汗が伝った。
追い打ちをかけるように、遠方で特徴的なサイレンが鳴り響いている。
エアコンは効いているのに、手が氷のように冷たく、感触がない。
ソファに座っているはずなのに、自分が立っているような気もするし寝ているような気もする。
ふらつく足で思わずコートを手に取った時、ガチャリと玄関の開く音がした。
水「ただいま〜…。急に雪降ってきて遅くなっちゃった。」
青「…！」
冷え切っていた室内と俺の手を一瞬で暖めるような、ゆったりとした声がリビングにこもった。
かえってきた。あいつはいきてる？
脳がバグって、冷静に考えられない。
安心や安堵でまだふらつく足で玄関まで向かう。
青「お…かえ、り…？」
水「…ただいま？なんで疑問系？」
青「…いきてる？」
水「え？」
彼の声色に、戸惑いや疑問が滲んでいた。
それもそうか。
帰宅後にいきなり恋人から生存確認があったら、何事かと思うはずだ。
青「…ん、」
水「ほら、ちゃんと触れるから。」
唇に何かが当たる。
それが何かは、混乱している頭でも理解できた。
優しく、触れるだけのキス。
外の冷気で冷やされた彼の唇は、冷たいながらもどこか暖かかった。
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りちゃ - すみません。。 させていただいたくすぐりについてはRなしでお願いします。でも激しめにくすぐってほしくて、、w ないしょーとかいたのですがりうらくん，ないこくん，初兎くん，ifくんは書いてほしいです。 2人のペアで書いてほしいです！ 沢山書いてしまいすみません (2023年4月15日 18時) (
レス) id: 30c216dd73 (このIDを非表示/違反報告)
わぺ(プロフ) - 書き方とか表現とか、めっっちゃ好きです！！憧れます…！青組尊すぎました… (2023年3月18日 19時) (レス) id: 6cd1f70c77 (このIDを非表示/違反報告)
sizuku_37(プロフ) - いつも陰ながら応援させていただいてます…！Rのほうも見てみたいのですが開けません。他に方法とかありますか？ (2023年3月12日 11時) (レス) id: 7869c846d5 (このIDを非表示/違反報告)
狐雪(プロフ) - 今回の青組が異常に長くなってしまっていますが、そんなことを言っていただけて嬉しいです。ご期待に添えるよう頑張ります✨ (2023年3月8日 18時) (レス) id: ac01b49481 (このIDを非表示/違反報告)
りうっこ(プロフ) - ｱｯ待って好き…！ 青組尊い( ◜ཀ◝ ) 更新応援してます！待ってま〜す (2023年3月8日 16時) (レス) @page6 id: f1c35a80bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐雪@すいでい#狐雪へ手袋 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/koyuki41/
作成日時：2023年1月26日 9時
